岸本です。
年が明け、火曜クラスもようやく冬学期が再開しました。
2010年の最初となった今日のクラスは、6回を予定している補講の4回目で、単語の確認と文法の復習問題を解いてもらいました。
これまで続けてきた結果からは、「rとl」、「bとd」、そして母音にミスが集中していたことが窺えます。
そうした点を意識して、復習し、覚えるようにアドヴァイスをしました。
今のうちに、自分の弱点を少しでも減らしていく努力を、今年もしていって欲しいと思います。
残りの時間は、少し早いですが、中一の復習的なプリントを用いて演習を行いました。
今回のプリントでは、特に「複数形」と「現在進行形」に焦点が当てられていました。
個々の文法事項は学校でも習い、しっかり理解しているようでしたが、いざ問題を解くときに、それを適用できない部分が見られました。
例えば、現在進行形でbe動詞を抜かすという点です。
こうしたときにも、以前から教えてきた原則が当てはまります。
その原則とは「文には動詞が一つ」という原則です。
現在進行形は現在分詞が動詞のように思えます(確かに動詞が元になってはいます)が、分詞となった時点で、それは形容詞的役割を担うことになります。
すると、ただ動詞を現在分詞にするだけだと、英文に動詞が一つも無いということになります。
その際、形容詞的な分詞と主語をつなぐものとしてbe動詞を用いるわけです。
なので、現在進行形の否定文や疑問文は、be動詞の文と同じようになるのです。
このような点を確認しながら、自分でも気づいていなかった弱点を復習していきました。
他には英作において、文法的な知識のアウトプットが不十分な箇所も見られました。
例えば「たくさんの皿」を単に”many dish”として、複数形を用いないというものです。
細かな点ではありますが、これまで学んだ知識を生かし、それを英文に反映できるようになれば、文法はほぼ完璧になるといえるでしょう。
次回は明日ですが、中一の復習の続きをやっていこうと思います。
それでは、今年もどうぞ宜しくお願いします。
いつもながら、詳しいご報告をありがとうございました。
たしかに、-ing の形は学習者泣かせです。形容詞にも名詞にもなりますので、先々学習者を困惑させます。先生もお書きの通り、元は動詞、というのがくせ者です。
月並みなアドバイスをすると、たくさん失敗せよ、ということに尽きます。100回失敗したら、101回目に成功する、という考えからそう申し上げます。1,2回で「自分にはできない」と勘違いする生徒が世の中には多いようですが。
やれば、できる。あきらめたら、そこで終わり。
これが、英語を学ぶことで得られる、実は英語の実力以上に大事な収穫ではないかと思われます。