岸本です。
今日は単語の確認と、学校でのテストに向けた復習を行いました。
勉強の仕方を変えるなどのアドヴァイスはしましたが、やはり覚えようというやる気を出してもらいたいと思います。
もちろん、それを引き出せるよう、私も努力しますが。
新規の単語については、これで一区切りにして、来週は、この一年で覚えたであろう単語の総復習を行う予定です。
細かくは数えていませんが、150ほどの単語を、このクラスでは確認してきました。
様々な方法を駆使しながら、単語を思い出し、定着させてくれればと考えています。
残りの時間は、明日に迫っているという学校でのテストのために、これまでの復習を行いました。
基本的には、生徒さんからの質問に、私が答える形で進めていきました。
些細な疑問から、言語の認識のされ方に関わる質問まで、いろいろな疑問が飛び出しました。
一つ取り上げれば、日本語訳から英文が「現在形」・「現在進行形」・「過去形」か判断しづらいというものがありました。
教科書的に言えば、以下のようになります。
「~する」→「現在形」
「~している」→「現在進行形」
「~した」→「過去形」
しかし、例えば一概に過去と言っても、その語り方は語る主体によって変化します。
英語がいかに単純化されたといっても、「歴史的現在」の用法などは、有名でしょう。
そう考えると、異なる言語では、時間の感じ方も一概に同じとはいえないのではないかという気分になってきます。
英語だけでなく日本語の、そうした割り切れない部分を、互いに共有できただけでも、この質問はとても面白いものでした。
その他にも、不規則な過去形を持つ動詞や、所有代名詞の疑問に答えながら、「現在進行形」・「過去形」・「”whose”の疑問文」などを復習していきました。
全体的に文法の基本はバッチリなので、残りは単語や慣用表現をいかに覚えられるかだと思います。
ここで努力して、単語の総復習とも絡め、自分なりの覚え方を会得して欲しいと思います。
来週は単語の総復習と、テストの見直しを行います。
>しかし、例えば一概に過去と言っても、その語り方は語る主体によって変化します。
そのうち現在完了も出てきますので、混乱に拍車がかかります。
中1ですと、現在進行形というのが曲者のようです。be 動詞と一般動詞の区別で四苦八苦している段階で、be 動詞と一般動詞の変形?たる現在分詞を組み合わせるよう求められるので、ここで躓く人が多いようです。
疑問文を作る際、Is …? か Does….? かの区別で躓きます。「動作」や「行動」なら Does、「状態」なら Isで始める・・・といった認識レベルだと、その両者が混在したかに見える Is he studying English? といった用例はにわかに受け入れがたいと思われます。
このクラスの生徒さんは幸いにしてスポーツが得意で、クラブ活動に従事しておられます。
野球で言えば、千本ノック(古い?)というがありますが、どのスポーツでもこの手のトレーニングはつきものです。
つまり、岸本先生が示唆されるように、スポーツにせよ学習にせよ、技術や知識を定着させるには反復すること、復習することが何より大事であります。
とにかく英文を1000回書き写す。1000回音読する。結果として丸暗記できている、といった「肉体的」アプローチが今まさに効き目のある時期だろうと思います。
日本で最初の同時通訳者のアドバイスは、そのような内容のことでした。参考書も何もない時代に、教科書だけを頼りに英語を徹底的に学んだとのこと。