0316 春期講習 新中2英語

浅野です。

今年度は新中2, 3年生に関して英語2コマ、数学2コマの春期講習を開催いたします。この一年で学習したことの復習をきっちりしようというコンセプトです。

本日はその初日で英語でした。和訳、疑問文や否定文への書き換え、英訳という形式で、中1で習う範囲をランダムに出題しました。わずか一年間でも実は一通りの英文を学習しています。

Kさんは基本がしっかりとできていました。細かいところでは”does”を用いて疑問文を作っているのに動詞に三単現のsがついたままだったり、和訳で現在形、現在進行形、過去形とを厳密に区別していなかったりしました。大きなところでは命令文がふと登場すると面食らったり、”what time ~?”と”how long ~?”の区別が曖昧だったりしました。これらは誰もが苦労するところですので、これを機に一つでも乗り越えてもらえるとうれしいです。

また、彼はわからない単語があると蛍光ペンで印をつけて辞書を引いていました。この習慣は非常によいです。英語は最終的には語彙の勝負になるので、早いうちから語彙の習得に焦点を当てるべきだと私は思います。

Oさんはこれまで学んできた英語のルールを整理することができたと思います。英語には基本的に主語と動詞があり、動詞に着目するとbe動詞と一般動詞の2つに大きく分けられます。紛らわしいのは”He is sleeping now.”といった現在進行形の文ですが、この”sleeping”は動詞ではありません(難しい言い方をすれば現在分詞です)。あくまでも”is”というbe動詞が主役です。ということでこの文を疑問文にするときは”Is he sleeping now?”となります。

疑問詞を用いた疑問文でもbe動詞と一般動詞の区別は大事です。疑問詞が主語になるとき以外はYes-No疑問文と同じように、be動詞ならそれを前に出すことで、一般動詞なら意味のない(助動詞の)”do”あるいは”does”を用いて疑問文を作ります。このルールを知っていても「彼女は夕食後に何をしますか。」という意味の英文を作るのに苦労しました。というのも、ここでの「する」は意味のある(一般動詞の)”do”あるいは”does”を用いるからです。一般動詞の疑問文なので意味のない”do”あるいは”does”も同時に使います。”What does she do after dinner?”と書くのが正しい英文です。

その他はおよそできていました。一読してわからない英文でも、わからない単語を辞書で引くように促すとすぐにひらめいてくれました。昔から辞書は引けば引くほど力がつくと言われます。

次週には今回の続きをする予定です。