山下です。
「アルキアース弁護」を読んでいます。本日は、12節の中程 Ego vero fateor me his studiis esse deditum. (だが、私はこれらの研究に没頭してきたことを告白する。)から、14節の Sed… の前まででした。
文学研究が自己満足に終わるのでなく、自分の場合は弁論の才能を磨く源泉になっていること、また、その才能を用いて、危険も顧みずに世のため人のために尽くしてきたのだから、文学を学ぶことは公の利益にかなう、と自分を例に取れば言えるのである、という趣旨のことをキケローは述べています。