山びこ通信2015年度秋学期号より下記の記事を転載致します。
『ロボット工作』
担当 小坂諒
春学期までは、arduBlockというPC上でブロックを組み合わせるだけで、コードを書いてくれるフリーソフトを使っていたのですが、これの難点は1から自分でコードを完成させないといけないことです。普通のことのように思えるかもしれませんが、arduinoを使ったロボット工作において1からコードを書くのは寧ろ稀なことといえるでしょう。というのも、arduinoIDEにもともと入ってるサンプルコードや、センサーの製造元が配布しているサンプルコードなど、お手本となるコードは世の中に無数に存在しており、それらを組み合わせるだけで大抵のことはできてしまいます。ということで、今学期からはサンプルコードを組み合わせて、自分がarduinoにさせたいコードを書いています。LED、タクトスイッチ、光センサ、など初歩的でアナログなパーツと初歩的なサンプルコードから始まり、現在は加速度センサを使ってみたいという提案から、加速度センサをメインに授業を進めています。センサで読み取った値を変換して、サーボに信号を送りセンサの傾きに連動させてみました。もちろんこれもサンプルコードの組み合わせのみです。加速度センサというと、スマホには必ず入っている身近なセンサですが身近だからこそ、いろんな使い方が想像できます。今後の授業内容は生徒さん達の提案次第なのでこれから楽しみです。