浅野です。
今回のリスニングは単語ではなく一文を聞き取るものでした。答えを選ぶためには単語を聞き取るだけでも十分ですが、先週も強調しましたように、文全体を再現しようと努めるとさらなる力がつきます。三単現のsや進行形といった文法事項のよい復習になります。
Oさんは過去形の文の基本はつかんでいます。今回も英語の細かいルールについて何点か意識することになりました。まず、過去形の文では過去の時を示す語句が頻繁に登場します。”yesterday”や”then”は前置詞なしで単独で用いますが、”at that time”などについてはこのまとまりを崩すことはできません。別の事柄として、”how”は「どのように」という意味ですが、”how long”になると「どれくらい長く」という意味になります。”how”が単独で用いられているのか、”how long”などと複合しているのかを見極めることは重要です。
Sさんにはbe動詞と一般動詞とを区別することを強調しました。過去形が登場すると動詞の形がいろいろと変わったりするので混乱しがちですが、be動詞と一般動詞とを区別するのは現在形のときと同じです。疑問文を作るときはbe動詞なら主語とbe動詞の語順を逆にしますし、一般動詞ならdo, does, didなどを用います。否定文でも同様です。この手のことは練習を積み重ねながら自分の中ですっきりと理解するともう大丈夫になります。
みんな一歩一歩がんばって取り組んでいますね。中学時代はこうやって無心に英語に取り組んでほしいです。何も損することはないでしょう。日頃の取り組みにアドバイスするなら、単語博士を目指しましょう。和英辞書を使って、思いついた日本語をどんどん英語に直す練習をするとかが大事です。学校の勉強を丁寧にやることに加え、そうやって自分流の勉強法を確立してほしいです。