5/18 中1英語

岸本です。

暖かくなったためか、クラスの間も虫が机の上を飛び、集中力が乱されがちでした。
かく言う私も、そんな集中力が乱された一人です。
勉強中は、些細なことも気になってしまいますが、それを気にせず勉強の方に集中できればなぁ…と思った次第です。
英語という未だ慣れない言語に立ち向かう生徒さんならなおさらかもしれませんが。

今日は、単語とアルファベットの確認に加え、ローマ字の復習を徹底しました。

いつも通り、単語の確認から始めましたが、やはり発音を覚えていても、そこからスペルが綴れないというものが多かったです。
それは逆に言えば、スペルだけを見て英単語を読むことが出来ないということになります。
実際、以前から出題している単語のうち、いまだに読めないものがあるのは、やはり問題でしょう。

英語の発音は、文字通り読めばよいというわけではないので、難しいのですが、基本的には、アルファベットが持つ固有の音をベースに読めば、大体の予想は付きます。
例えば、”b”は「ブ」、”g”は「グ」の音を表すことから、”bag”が「バッグ」だと推測できるはずです。
その固有の音を把握するには、ローマ字が一番適切でしょう。

ローマ字読みの英語はネイティブとの会話など実践の場では適切ではないという指摘もあります。
確かに、そのままそれを実践すれば、指摘どおりでしょう。
しかし、理解のきっかけとしてそれを使うことは、決して悪いことではないと考えます。
寧ろ、そのような取り組みなしに英語を読むことは、文字体系から異なる我々が英語を学ぶことは不可能に近いかもしれません。

今回は、ホワイトボード一杯を使って、五十音をローマ字表記してもらいました。
そのうち「し」や「ち」など例外的なものを指摘しながら、アルファベットが持つ固有の音に親しんでもらおうと考えてのことです。
全部書き終わった後、使わなかったアルファベット、例えば”c”や”f”などが、どのような音になるのかも、一つずつ説明しました。
これで基本原理は、一応理解できたことになります。

そこで今度は実践です。
前回配布した絵付きの単語表を使って、英単語を読んでもらいました。
わからないものはローマ字読みでも良いので、まず口に出してみることが大事です。
それを意識してもらいながら、進めていきました。
以前よりは良かったと思いますが、まだ定着とまではいかないようです。
教える方も、もっと工夫を凝らしながら、少しずつ読めるようにしていきたいと思います。

来週は、今回行う予定だった自己紹介を用いた会話も、合わせて行えればと考えています。