岸本です。
今日は、残念ながらお休みの生徒さんがいたため、いつもとは少し違った雰囲気のクラスとなりました。
今回は、リスニングをメインに、これまでの文法などを復習していきました。
ただ、「リスニングの出来が悪かった」ということだったので、そのリスニングに取り組むことにしました。
今回は、代表的な例文を収録したCDを使って、例文を耳で聴き取り、自分が聞こえたままをノートに表してもらいました。
リスニングのコツとは、簡単に言ってしまえば、耳から入ってくる音をしっかりとした文や単語に置き換えることです。
しかしそのために、「単語の発音を知っていること」と「文の特徴をつかんでいること」が必要です。
単語の発音については、毎回の単語の確認で復習していますが、リスニングで特に重要なのは、文の中で、それを判断していくことが大事です。
今回は知っている単語について、何度もCDを聞き直して、音を拾い上げてもらいました。
最初は聞き取れなくても、何度も聞くうちに少しずつ分かってきます。
生徒さんは、人名などの固有名詞に聴き取りにくいものが幾つかあったものの、それでも、ほとんどの単語をしっかりと聴き取り、ノートに書き取ってくれました。
文の特徴、すなわち文法を知っていれば、どこを集中して聴き取れば良いかの目安となります。
例えば、疑問文であれば冒頭の単語が”Is”か”Do”か、はたまた”What”かで、何を尋ねている文かを判断できます。
また、否定文かどうかは、”not”の有無で判断しますが、それがどの辺りに来るのかを知っていれば、推測がより容易になります。
そのようなことに注意しながら、基本的な例文を何度も繰り返し聴き、ノートに書き取ってもらいました。
文法の復習も兼ねていましたが、大体は良く出来ていました。
ただ、冠詞の”a”については、聞き逃す場面が多くありました。
“a”は前の単語と音が融合することがあり、確かに聴き取りにくいのですが、これも文法を知っていれば、大体”a”が挿入されるべき位置が分かるので、そこを注意深く聴くことで対処できるでしょう。
今回は80分をフルに使って、全部で15問ほどの例文を扱うことが出来ました。
家庭学習などでは、ノートを見ながら、自分で例文を発音して復習することをオススメします。
文法や単語の復習になるだけでなく、聴く時に注意すべき点が、自分が発音する際に注意すべき点になることも、おのずと分かってくるはずです。
来週で春学期も最終週となります。
今回できなかったテストの見直しを、お休みされた生徒さんも加えて行っていく予定です。
さらに最初に立てた目標が達成できたか、復習しながら自分で確認してもらいたいとも考えています。