浅野です。
今回のリスニングは疑問文が中心でした。とにかく出だしに注意です。疑問詞の疑問文なのかYes-No疑問文かの区別が重要です。前者ならどの疑問詞が用いられているのか、後者なら”do”, “did”, “is”などのうちでどれが用いられているのかを注意深く聞きます。最初の数語さえ聞き取ることができれば大きな状況はつかめます。
Kさんは過去形や過去進行形の理解は完璧の域に近づいているので、今回は難易度の高い問題に挑戦してもらいました。ここまで来るとあとは不規則動詞を一つでも多く覚えることです。それは後々まで役立ちます。難易度の高い問題としては次のようなものがありました。
次の2文がほぼ同じ意味になるように( )を埋めよ。
It rained much last year.
We ( ) much rain last year.
これは思いつくかどうかだけの勝負です。答えは”had”です。直訳すると「私たちは昨年たくさんの雨を持った。」となりますが、英語では自然な表現です。
Oさんは一歩一歩前進しているのが手に取るようにわかります。過去形や過去進行形に関してはしっかりと理屈をわかっています。「過去進行形では必ず”then”が必要ですか?」という質問を思いつくくらい、基本はできています。「現在進行形の”now”と同じで、あったほうが進行形らしくなるけれども必ずしも必要というわけではない」という返答ですぐに納得してくれました。ただ、動詞が活用する形がやっかいです。特に紛らわしいのは”study”で、過去形は”studied”と”y”を”i”に変えますが、進行形は”studying”と”y”のままです。
Sさんはかなり英語がしっくりくるようになってきたようです。今回は主に和文英訳に取り組んでもらいましたが、同じような内容を何通りかで表現すると理解が深まります。例えば、「彼女は怒っていなかった」なら普通は”She were not angry.”と書きますが、”She didn’t get angry.”も英文としては正しいです。「たくさんの子どもがプールで泳いでいました。」を一瞬のことと受け止めるなら”A lot of children were swimming in the pool.”となり、動作全体をイメージするなら”A lot of children swam in the pool.”となります。これらの例を通して、be動詞と一般動詞との違いを改めて意識することができたと思います。