「山びこ通信(2015年度春学期号)」より、下記の記事を転載致します。
『ことば』(1年)
担当 小坂 諒
このクラスでは、生徒が絵を描くことが好きなので「絵」と「ことば」を組み合わせた簡単なゲームができないかと思い、絵を使ってしりとりをする「絵しりとり」をやっています。ルールは簡単で、まず誰かが絵を描きその絵がなにかわかった人が絵の下にその名前を書くという非常にシンプルなゲームです。普通のしりとりと違い「思いついたけど絵にできない」や「この絵はなんだろう」というように、ただ次の言葉を思いついただけでは進まず、あっという間に1時間が過ぎてしまいます。言葉を絵にする必要があるので、一緒にやっている私もなかなか手こずっています。ただ、「今日はなに描くか2つ決めてきた!」と言って来てくれたりもするのに、しりとりというルールだとせっかく決めてきたものを描けなくなってしまうので、おかしいかもしれませんが進めていくうちに好きな絵を描いてそれをあてて名前を書くという、よりシンプルなゲームになっていきました。そこから派生して、現在はボールと足の絵を描いて「ボールをける」と書くように、一つの名詞だけでは表現できないものを描いています。
とにかく絵を描くことが好きなので、時間いっぱい絵を描いて欲しいと思うので、徐々に一度に絵を描く量を増やしていき、最終的には自作の絵本を完成させることができたらなと考えています。