福西@かず小3・4です。
初回は、夏休みの間に頭から抜けていないか確認テストをしてから、補充のプリントを2枚しました。
それも終わると、だしぬけにK君が「ぼく、キロメートルって知ってるよ。0がみっつなん」と言い出して、もう一人のK君が「ぼくも! ぼくも知ってる!」と、二人で学校で習っていることを一生懸命教えてくれようとしました。
「cはセンチって言ってさあ、mはメートルって言うん。だからcだけ書いたらセンチっていうん」
「そうそう! ほんでな、kはキロ」
「(私)へえ…うん」
「なあ、そのキロメートルの出てくる問題とか、出して!」
そういうわけで黒板に何問か書いて、最初は一人一問ずつ解いてもらおうと思ったのですが、「これ全部やっていいか」と聞いてきて、自分で紙に問題を写し出すので、(ああ、それもいいかな)と思って見ていると、確かに全部正解していました。
学校ではじめて習ったことを言う時、私もそんなふうに誰かにくっ付いて言っていた時期があったんだろうと思い返すと、大事にしたいと思います。
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2 ? ?
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? 5 ?
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6 ? 8
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たて・よこ・ななめが同じ数になるというのが条件です。どこから埋めていくかというのに、ちょっとした戦略があって、一つ埋まればあとは次々と埋まっていきます。やっているところを見ると、結構大人が思う以上に苦戦していて、3・4年生には適しているように思いました。3マスでできた人は、4マスにも挑戦してもらいました。
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16 2 ? 13
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5 11 ? ?
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9 7 ? ?
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? 14 ? 1
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(魔法陣を作るフリーソフトがあって、実際色々作れます…)
最後に、そこから発想を得て即席ゲームをしました。4×4のマスをかいて、1~16までの数を好きに入れていき、「たての1」とか「左ななめ」と先生の言うその列の和でもって3回勝負します。2勝以上ならその数陣の勝ちというものです。
K君が「これって運やな!」と無邪気に言うので、私も「そうやな」とうなずきましたが、実はどうやったら自分の方で調整して強い布陣ができるのかというところにも、研究の要素があるのだろうと思います。