「山びこ通信より」(小学1~2年生・かず)

小学1~2年生・かず

この時間は子どもたちが自分自身で選んだドリルを毎週進めていっています。自分でこれをしたい、と選ぶことで学習に入りやすくなっていると感じます。

2年生の男の子4人は小学校でも一緒の友達ということもあり、様々な思い出や楽しみを共有していてときどき話が学習以外の方へ脱線してしまうこともあります。しかしそのときにただその子の名前を呼ぶだけで自分が今何をすべきかを察知し、再びドリルに取り組んでいます。その時間でドリルがあまり進まなければ自分自身で反省し、九九などの別の方向できちんと自分ががんばったことをほめてあげることもできています。九九でもこの段は全部言える!!などの自信を持つようになれたことがすばらしいです。また、最後の15分に『あとそんだけしかできひんの??』と言ってラストスパートをかけてくる子もいて、そのときの集中力は他のどんな誘惑にも負けない力があります。

1年生の女の子2人は、喋ってドリルがおろそかになることもほとんどなく、ドリルを進めています。集中力という面では本当にすばらしく、わからないところもその都度質問もして納得して次の問題へ、といくことができます。2人ともきちんと理解して問題を解くことができる力を持っているので、今後はそれを自信にさせていきたいと思っています。

自信が持てればもっともっと知っていく楽しさを感じることができます。ぜひ、その楽しさをひとつずつ一緒に味わっていきたいです。
                           
(文責・下村麻紀子)