福西です。今年度からよろしくお願いいたします。
初回は、4人と見学の方が1人でした。さっそく授業を始めたところ、個々に活気がみなぎっていました。目がまっすぐだなと思って感心しました。それを見守っていきたいと思います。
私自身は、「考えること」が数学の主体だと考えています。授業では、生徒たちの考えの道筋を聞いたり、「それはつまり、こういうこと?」と復唱したりすることを大事にしたいと思っています。そこでもし、「考えることが楽しい」という思い出を作ることができ、それを一緒に共有することができれば、多分これから先、何かいいことにつながっているのではないかなと考えています。
内容は、最初に「まちがいさがし」のプリントを3枚しました。
毎年やっているのですけれど、このクラスでも、面白かったようです。
まちがいさがしは、「どこ」かを見つけるだけでなくて、「どう違うか」という理由も聞いています。「こっちのほうが1個多い」とか、「こっちはあるのに、こっちはない」とか、「こっちは出っ張ってるけど、こっちはへこんでる」など、言い方は様々ですが、何を違いとみなしたかが説明できていれば、OKです。
次に、迷路をしました。
今はほとんど一筆書きのようなレベルのものですが、たまに分岐点の多いものもあって、「これは難しかった!」と解いた時の達成感を伝えてくれていました。10枚がちょうどの負荷だったようです。
「もっと!」というところで、「また」ということにしました。
迷路は、分岐点を使った、場合分けの練習になります。
たとえばSちゃんが、3つの分かれ道があるところで、「私は最初こっちに行ったけど、だめやったから、またもどって、こっちいへいったの。でもやっぱり行き止まりやったから、また最初にもどって、今度こっちに行ったら、行けたの!」と、自信に満ちた声で、鉛筆の先を動かして教えてくれました。
残りの時間は、おはじきを使って、数当てゲームをしました。
それぞれにおはじきを出しあい、その合計を言い当てます。10以上の大きな数がターゲットです。
3回やって、3回とも、N君がニアピンで、がっぽり儲けていました。
ルールがまだちょっと曖昧なところが残っていたようなので、また微調整していこうと思います。
あっという間の1時間でした。