岸本です。
今日は補講ということでしたが、
2人しかこれなかったのは残念です。
今回もパズルと間違い探しをやる予定でしたが、
人数が少ないということもあり、Kくんがおじいさんから教えてもらったという将棋のコマを使った双六のようなゲーム(名前を忘れてしまいました(汗))をやってみました。
最初の自コマは「歩兵」で、ちょうど隅に止まると「香車」に、また隅に止まると「桂馬」にという風にだんだんと「王将」まで成長していきます。
いったん王将まで成長すると、今度はそれまでとは逆に「歩兵」まで下がっていきます。ただしそのときは裏、つまり「成金」になるわけですが。
そして最初に「ト金」になった人が勝ちとなります。
このゲームはただ回ってコマを成長させるだけではなく、それぞれが対面したときや、追い越されたときに、「戦争」や「撃墜」といったルールがあり、それを駆使して勝利を目指します。
「かず」の時間としては、サイコロの代わりとなる「金将」の組み合わせがかなり複雑なので、瞬時の計算力がつくと感じました。
たとえば表1枚につきは1つ進むのですが、
| ̄\もしコマが左のように立つと
|_/5マス進めます。
また
/\ もしコマが左のように立つと
│_│10マス進めます。
普通のサイコロを使うより、単純な計算力がつくと思います。
2人とも4年生なので、しっかりできていました。
そしてゲームとしてですが、いったん「撃墜」されると回復するのには相手がちょうど反対側のマスに止まらないといけないのですが、これが以外に難しく(特に今日は3人だったので)、なかなか復活できません。
そこで私が「自力で回復できるルールを作ってみたら?」と提案したのですが、他の二人に一蹴されてしまいました(笑)。
ルールを守るということが徹底されていたのに驚きました。
ただ、私的には自分たちで面白くなるようにルールを変えていくのは悪くないとは思います。
それでゲームバランスを保つのは難しいですが、そのときにいろいろと考えることは、勉強でも社会でも使えるものだと思います。
今度このゲームをやるときに、もう一度提案してみようと思います。
最後の授業だったのですが、上のように人数も少なかったので、今日やる予定だった分は夏休みの宿題にしました。
枚数は多めで、問題も難しいかもしれませんが、是非頑張ってください。
数と言葉。人間が文明生活を進める上で、なくてはならぬもの。
学校で学ぶだけではなく、お書きになったようなゲームや遊びを通じて、つまり、
本当は、そうした日常の生活の中で楽しみながら体得できる部分が大きいと感じます。
放課後に草野球をするとき、いやでも分数の考えを導入しないとチームはつくれませんでしたね。
懐かしいですね!私は「まわり将棋」と言っていたような気がします。
少し調べてみたらいろいろなローカルルールがあるようです。きっと過去の人たちがいろいろルールを変えてみて、面白かったものが定着したのでしょうね。自分がしていたときは、サイコロにあたる「金」の駒が重なると、通常では進む数だけ後退し、その結果角に止まると降格するというルールもありました。そのルールには下品な名前がつけられていましたが…。
確かにこれは数学の頭を使います。角の2マス手前で止まると喜んだことを今でも覚えています。なぜかというと、「2」が出る確率が最も高いからです。「金」の駒が横や縦に立たないと仮定すると、その確率は1/2×1/2×1/2×1/2×6(4C2)=6/16=3/8です。私は小さいころにこうしたゲームや賭け事が大好きで、いろいろ確率のことを考えたおかげで、数学の確率が非常に得意でした。問題集なんかよりも、実際のゲームで当てはめるほうがはるかに難しいですからね。
ちょうど小5ことばクラスについて、「真剣に遊ぶ」ことを考えていたので、また、懐かしさのあまりコメントさせていただきました。