浅野です。
今年度の締めくくりとして、仏教の経典のいくつかと、王陽明を概観しました。
仏教の経典は数多くあるので全貌がつかめません。そのあたりがキリスト教やイスラム教とは異なるところです。
王陽明は知行合一という点でソクラテスに近いと言えますし、穏当な形でそれまでの議論をまとめているという印象ではアリストテレスに近いとも言えそうです。
王陽明と朱子は『大学』の解釈をめぐって論争しますが、「大学」というと学校組織を思わせます。日本の現状では小学校→中学校→高校→大学となっていますが、高校だけ仲間はずれのような気がします。以下の回答が説得的でした。
こうしたことも含めて、現在とのつながりを感じます。