高木です。
いつものように、今日もパズルとドリルをしました。
パズルでは、最近は、まちがい探しに加えて、「おなじ探し」とでも言えるようなものにも取り組んでいます。何枚かの絵があって、その中からおなじ絵の一対を探しだすというものです。
「見比べる」という作業はまちがい探しと同じでも、その比べる絵が何枚もあります。また、元になる一方の絵が指定されていない場合、全ての絵を流動的に見比べ続ける必要があります。「まちがい探し」とは少し違ったかたちで根気のいる取り組みです。子どもたちは最初は、問題の意図がなかなかつかめないようでしたが、最近は「おなじ探し」のスタイルも定着しつつあるように思います。
ドリルは今、ほとんどの子が2年生のものに取り組んでいます。二桁の足し算や引き算の筆算・文章題、時間(時計の読み方)、長さ(目盛りの読み方)などが、今のところの中心課題です。どれもこれも非常に大切なものばかりなので、基礎をしっかりと固めておきたいです。
最近嬉しいことは、子どもたちそれぞれが自分のペースにあわせて、自発的に自宅でもドリルに取り組んでくれていることです。今日はHちゃんが「先生、20ページやってきた〜」と言ってくれ、またY君が「ドリル終わりました!」と言って残りのページを終えてきてくれました。「宿題」として「やらされる」こととの差は歴然としています。
山下です。
>「おなじ探し」
そうか、この手があったのですね(笑)。
>「宿題」として「やらされる」こととの差
ここまでくるのに時間がかかるのですね。一学期(春学期)の地道な取り組み(とりわけ一年生の復習)が大きかったように思います。
「前へ、前へ」という気持ちにあふれた子どもたちにとって、「復習する」という行為は大きな逆説に思えたことでしょう。飛ぶ前にはしゃがむ必要がある、という当たり前のことですが、世の中、大人も子どもも、「前へ、前へ」とかけ声ばかり聞こえます。
「できた!」、「やりとげた!」という実感から照らすと、復習の大切さはいくら強調してもしすぎることはありません。たとえ6年生になっても、1年生のことを復習することで、勉強に対するアレルギーは消えます。
同様に、高校生は中学生の勉強をもっとやるべきですね(やると力がつきます)。勉強のコツは、わからないことや間違ったことにたいし、どれだけ誠実になれるか、ですね。