福西です。
最初はいつも通り、文章題の復習(その9)をしました。問題は以下の通りです。
問題
A、B、C、D、Eのコップがあります。それぞれ以下の水量です。
A=?ℓ B=A+0.6ℓ C=A+1.9ℓ D=A+3.7ℓ E=A+2.8ℓで、合計すると24ℓです。それぞれ何ℓですか。小数で答えなさい。
1)線図をかきましょう。(じょうぎを使わないでかく練習をしましょう)
2)式(「Aは何リットルか」を第一目標にしましょう)
実際、線図をかいて、Aよりはみ出ているところ全体をまず足し、それを全体の24ℓから引いて、のこりがAの5倍であるので、5で割ったら、Aが求まるというところまでできていました。
ただ、最後の答で、A=3ℓとした後、B=3+0.6=3.6とした次に、C=3.6+1.9=5.5、D=5.5+3.7=9.2、E=9.2+2.8と、累積計算してしまう間違いが見られました。
そうではなく、Aが基準なので、あくまでC=3+1.9、D=3+3.7、E=3+2.8であることを指摘しました。
今日は、文章題の後に、新しく「天秤」の問題を導入しました。
あらかじめおもりが何個か乗っていて、左と右がつりあうように、おもりを調整するという問題です。今日は8級の、おもりを数えれば解ける問題でした。次回の7級は、天秤が2つになって、両方の条件を満たす、いわゆる連立(方程式)の問題になります。(実は1年生も今10級の問題に取り組んでいます)
まだ時間が30分ほど余ったので、生徒のリクエストで間違い探しのプリントをしました。以前解いたことのある問題なので、あっという間に5枚ほどクリアしていました。
宿題は、ドリルの5ページを出しました。
ドリルがあと4ページのHちゃんは、宿題が5ページなので、「もう1枚ほしい」と言ってきました。それで1ページ分? ときいたところ、新しいドリル1冊という意味だったので、感心しました。しかも「新しい方も進んできていい?」というので、ますます感心しました。
さらっと書いておられますが、ものすごく盛りだくさんですね(^^)
そして、それだけのメニューを生徒たちがぺろりとたいらげ、なおかつ「おかわり!」と言ってくれるのですね。
てんびんの問題というのは、要は左辺=右辺という等式を具体的イメージを伴って理解することを助けるしかけなのでしょうか。そうだとすると、てんびんの「傾き」は左辺<右辺といった感じの不等式の理解も助けてくれそうです。ともあれ、いつも新しいユニークな切り口を模索されているようで、これからもブログでのクラス便りを楽しみにしています。