高木です。
今日も前半は、「おなじ探し」と「おなじ組み合せ探し」と「まちがい探し」に取り組みました。
だいぶ慣れてきたのか、みんなとぶように解いてくれます。
気づかされたことは、こうしてそれぞれの問題に慣れてくると、子どもたちは、「なにもかもが同じ状況のなかから隠れたまちがいを探す」ことよりも、「なにもかもが違う状況のなかから隠れた共通点を見つける」ことのほうが、比較的得意だということです。
もちろん、一概には言えませんし、私の用意する「おなじ」と「まちがい」の問題のレベルにそもそものはじめから差があるのかもしれません。
でもこのことは、私にとっては予想外でした。「おなじ探し」や「おなじ組み合せ探し」の場合、何枚もの絵を流動的に見くらべ続ける必要があるからです。彼らの思考の柔軟性には、感心させられます。
いずれにしても、「おなじ」を探す問題と「まちがい」を探す問題は、バランスをとって、両方とも取り組んでいきたいと思います。
後半は、いつものとおり、ドリルです。
最近は、後半になると、R君がモチベーションをなかなか上げられないようです。R君は「ことば」のクラスから2コマ連続で出席しているということもあり、私にもその気持ちはよく分かります。R君やみんなのために、なにか「かず」の取り組みのレベルで、工夫していきたいと考えています。
今日はY君が、「せんせい、このドリル、さいごまでやってきました!」と、ドリルを渡してくれました。うれしい贈り物です。「はやくあたらしいドリルちょうだい!」と言ってくれるので、まるで賞状を授与するときのように、すこし厳粛に渡すと、うれしそうに、きちんと礼しながら受け取ってくれました。
最近は、後半になると、R君がモチベーションをなかなか上げられないようです。R君は「ことば」のクラスから2コマ連続で出席しているということもあり、私にもその気持ちはよく分かります。R君やみんなのために、なにか「かず」の取り組みのレベルで、工夫していきたいと考えています。
今日はY君が、「せんせい、このドリル、さいごまでやってきました!」と、ドリルを渡してくれました。うれしい贈り物です。「はやくあたらしいドリルちょうだい!」と言ってくれるので、まるで賞状を授与するときのように、すこし厳粛に渡すと、うれしそうに、きちんと礼しながら受け取ってくれました。
>なにか「かず」の取り組みのレベルで、工夫していきたいと考えています。
ふと思ったのですが、先日亮馬先生がエントリーに書かれた「ことば1年」での取り組みも「かず」の取り組みとみなせるように私は思います。
http://www.kitashirakawa.jp/yama/log/eid1559.html
一方、高学年および中学生の「かず」のクラスで取り組んでいる「論理クイズ」ですが、あれは数学の取り組みであると同時に、私には「ことば」の取り組みであると感じられます。とくに、正解を考えるだけでなくその証明を文章で記述するさいに、言語能力が鍛えられています。
「かず」も広い意味で「ことば」だととらえれば、いろいろほかにも切り口はありそうですね。
高木です。
示唆に富むご助言に、感謝いたします。
また、今回にかぎらず、山下先生が下さるコメントを拝読するのが、私の楽しみです。いつも勇気を頂いております。
おっしゃるように、「かず」が具体的な「ことば」と連動すると、接しやすくなりそうですね。いわゆる「文章題」もそのうちの一つなのかもしれませんが、亮馬先生の「なぞなぞ」や「論理クイズ」のように、それ自体で「やってみたい!」と思えるようなものだと、「かず」にも自然に触れることができそうです。
これまでのパズルやドリルに並行して、具体的で子どもたちが親しみのもてるものから「かず」を学ぶことができるような取り組みも、実践していきたいと思います。