0219 山の学校ゼミ(倫理)

浅野です。

 

今回からいわゆる鎌倉仏教に入りました。

 

法然、親鸞、一遍を浄土系の開祖たちの代表作などを見る予定です。

 

法然ではとにかく選択するということが要点です。そして選択に選択を重ねた結果念仏に至ります。

 

親鸞については唯円が書いたとされる『歎異抄』を読むのが興味深いです。有名な悪人正機説を始め、パラドキシカルな論が多いのが特徴です。「薬があるからといって毒を飲んではいけない」という話も、悪人が救われるからといって何をしてもよいというわけではないという意味よりも、そもそも自分の意志で何かをするということができないという意味のほうが深いです。