1/28 かず(3~4年A)

岸本です。

今回は、パズルと今までやってきたかけ算やわり算の文章題を解いてもらいました。

パズルは、直進のみで壁に沿ってのみ方向転換ができるタイプです。
これは定規を用いて解くのですが、手書きで直線を引くことの難しさが身にしみました。
というのも、少しズレた直線によって、想定外の回答が何パターンも生じたからです。
既存の直線と角度0°(或いは180°)の直線を引くには、2点が既存の直線状にある直線を引くのが一番容易な方法でしょう。
しかし子どもたちにとって、定規を用いた直線は疑いようもなく直線であり、直線を概念ではなく実体として理解しているように感じました。
よって些細なズレが生じるのですが、最初はいろんな方法(細い棒を用いたり)で、直線がズレていることを示そうとしました。
しかし結局はうまくいきませんでした。
まさに概念と実体、理念と現実の誤差がそのプリント上に如実に示されているように思いました。
最終的には、それらの回答を全てを正解としました。
それらが紛れもなく子どもにとって真剣な回答なのは事実で、一生懸命考えた痕跡(何度も消しゴムで消した跡)が見えたからです。
今回は私の問題の選択ミスもあったと思いますので、今後の課題にします。

プリントは、大きい数のかけ算・わり算の文章題です。
自作の問題を用意したのですが、やや難しくなってしまいました。
4年生は、少し問題を解説すると解いてくれましたが、3年生には(特にわり算が)まだ早かったようです。
ただ、文章題において四則の何を使うか、それはなぜか、まずそれを考えるクセをつけてもらいたいという趣旨の下でのプリントです。
それを考えるクセをつけるキッカケになれるよう、今後も文章題を適宜交えてクラスで勉強していきたいと思います。