かず3・4年

福西です。

今週は、Eちゃんがお休みで、その代わり長い間休んでいたY君が復帰してくれました。

概数・小数・文章題の見直しプリントをしました。概数と小数については定着してきた感があり、各人の中で安心要素になってきています。

問題は、以下のような文章題です。

かめだ君は1500円持っています。弟に100円あげると、かめだ君の持っているお金はちょうど弟の2倍になります。弟は、かめだ君に100円もらう前はいくら持っていましたか?

まず、文章の中から複数のヒントを探し出して、それらの関係をつかむことが大事です。

1)かめだ君は1500円持っている
2)弟に100円あげると、かめだ君は1400円になる
3)1400円が弟の2倍のお金
4)ということは、弟は1400÷2=700円
5)問題は、弟の100円もらう前なので、600円が答

と、このように順序だって考えられることが目的なのですが、答案を見ていると、最初のとっかかりが得られずに困っているようでした。ヒントをもらうと後は解けていました。

2問目はさらによく考えないと解けない問題です。

AさんはBさんの2倍、BさんはCさんの3倍のお金を持っています。A、B、Cみんなで合計1500円持っています。A、B、Cそれぞれの持っているお金はいくらですか?

ヒントをもらうのではなくて、自分から取りに行くことが本当は一番大事なことなのですが、まだまだ難しいようです。

1)まず、Cが一番少ないことを見抜く
2)BはCの3倍
3)AはBの2倍ということは、AはCの6倍
4)全体=Cの10倍=1500
5)1500÷10=150(=C)
6)C=150を元にして、B=450、A=900

慣れてくると、こうした手続きがパズルみたいに感じて面白くなってくるはずですが、まだその段階ではない様子でした。ここで必要となる論理的思考をどうしたら面白く感じてもらえるかが今後の授業での課題です。

ただ、以前の積み重ねもあって、一つ進歩が見られました。それは何も言わないうちに自分から「線図」を書いていたことでした。それは大いに称揚すべきことでした。

最後の時間は、推理クイズを1つしました。時間ぴったりに「いっせいのーで!」で3人が息を合わせて答えてくれました。