福西です。
3回目の昨日は、「箱つめパズル」「かけ算ロジック」「11×11~16×16の暗記」をしました。今学期はかけ算三昧です。
箱つめパズルは、一辺が10マスから12マスになり、難易度がやや上がっています。
左右とも同じ問題ですが、左はHちゃん、Tiちゃん、Hi君の3人で、右はYu君の答です。Yu君は、一人違う答であることに「オリジナルや!(まま)」と喜んでいました。一番上にある12を、1×12の横長でもでき、答が一つでないことを示したことは、なかなかのお手柄でした。この問題は難しくて、15分かかりました。
これについては、HちゃんとHi君がよくできていました。どうやら得意なようで、Hi君は来週もかけ算ロジックがあるのかどうか気にしているほどでした。もちろん、あとの二人もよくがんばっています。
11×11…の暗記の方も、大分と定着してきました。何人かの生徒は、もし忘れても1の位ならば決定できることを使っていました。たとえば、13×13なら、1の位同士の積3×3=9がそのまま答の1の位となり、14×14なら、1の位同士の積が4×4=16なので、答の1の位は6になるはずです。
しかも、14×14が200を超えない(15×15ではじめて200を超える)ことを知っていたら、百の位も1だと分かります。とすると、結局覚えないといけないのは十の位だけになり、14×14=1「9」6と思い出しやすくなります。筆算をした時の記憶があればなお容易です。
また、13×13=169で、14×14=196と、6と9が入れ替わっているというのも、覚える一つのコツです。
ちなみ2乗の数に慣れていると、中学で(素)因数分解に強くなるという、おまけもついています。
>箱つめパズル
おもしろい取り組みですね。答えが一つでないところも。「オリジナルや!」というのはまさしくその通りですね。「かずと戯れる」経験をこうして重ねると、中学にあがっても、「数学は嫌いではない」という段階以上が保証されるように思います。
英語に、All work and no play makes Jack a dull boy. というのがあります。ドリルだけだと目の前の成績はすぐに伸びるかに見えて、本人のその科目に対する興味は次第に dull になっていくというパターンが危惧されます。
"work" と "play" のバランスが重要である、というのが実際のところでしょう。