岸本です。
今日は雨、気分もやや陰鬱でしたが、子どもたちの声が聞こえる山の学校はいつも明るい雰囲気で、「がんばろう」という気持ちにさせてくれますね。
今回は迷路、パズル、間違い探し、そしてかけ算の百マス計算に取り組みました。
2種類の迷路を解いてもらいましたが、一つは難しかったようで、何度も迷いながら、「どうしよう…」と言いたげな表情で私の顔を見ることが度々ありました。
私は直接的なヒントはできるだけ出さずに、「今のは惜しかったよ、もう少しだ!」などと声をかけながら、自分の力でゴールまで行ってもらおうとしました。
かなり時間はかかりましたが、ちゃんとゴールにたどりつけた時は、とても良い笑顔をしていたように、私は思います。
続いての間違い探しは早々に解いてしまい、パズルの方に移りました。
パズルの中では、「1~4までの数字が一つずつ入ったブロックに分ける」パズルに苦戦していました。
何度も消しゴムを使って、いろいろなパターンを試して、こちらもなんとか解くことができました。
実はこのパズルには、一つコツがあります。
今回は、気づかなかったようですが、このコツに自力で気づいてもらえるよう、出題の仕方などを工夫しようと思います。
最後に百マス(実際は81マス)計算を行いました。
1~3、5、9の段は完璧でしたが、4の段の後半、そして6、7、8の段で少し間違いがありました。
そこで九九を一緒に口に出しながら、間違いを直していきました。
間違ったところも、自分で前の九九から計算して直し、もう一度口に出してから、定着を図っていきます。
次回からも百マス計算を使って、確認とより確かな定着ができればと思っています。
来週も同様の形式で行いますが、保護者の方から「時計」について扱って欲しいという申し出がありました。
確かに今日の百マス計算で「タイムを計ろうか?」と私が尋ねると、「?」といった表情を浮かべていました。
今思えば、まだ「時間」についてはよく分かっていない表れだったように、思います。
そこで、来週からは「時計」について、日常的なところから、勉強していこうと思います。
>「時計について」
時計は身近なものですが、さんすうの計算で登場すると最初はとっつきにくいものです。この時期から少しずつその計算方法に慣れておくことは大事だと思います。「日常的なところから」というのがコツでしょうね。勉強はなんでもそうですが、最初のとっかかりで「難しい」とか「わからない」と思っていたのに、やっていると「なんだそういうことか」と思えるようになると、逆に得意になることがよくあります。そうした気持ちの変化までていねいに見ていただいているようでありがたく感じています。