岸本です。
今日は、迷路とパズル、そして間違い探しを行いました。
スタートからゴールまでたどりつくと、隠されていた絵が出てくるタイプの迷路では、「くらげ」や「木」、「傘」といったいろいろな答えが出ました。
一応の答えを想定していましたが、子どもたちの言い分にも、何かと説得力があり、すべて丸をつけました。
続いてのパズルも、ルールを理解するやいなや、ほとんどの子どもたちが解いてしまいました。
時間がかかった子もいましたが、最終的にはしっかりと解けていました。
前半のここまでは皆すんなりと解けましたが、難関だったのは後半の間違い探しでした。
5つの間違いのうち、最後の1つを、皆見つけられずにあれやこれやと悩んだり、定規を使って調べたり、ヒントを求めたり、様々な方法を駆使していました。
私たちからも最低限のヒントを出し、結局残り10分を切って、ようやく最初の正解者が出ることになりました。
その後は、多少の差はありましたが、解けた子どもたちからのヒントもあって、少々時間をオーバーしつつも全員が間違いを見つけることができました。
今回のクラスでは、間違い探しの際に、定規を使って細かな大きさを、正確に比べる姿が印象的でした。
答えは決して1㎜単位の細かな違いではないのですが、自分が違うと思ったことを、自分の力で証明しようとしていた点、その証明を定規という客観的な測定方法で行おうとしていた点は、面白いところだと思います。
一方で、問題として私の想定以上に、子どもたちには難問だったという反省点もありました。
全然間違いが見つからずに、他の事に気がそれてしまう様子もみうけられました。
次回以降は、特に間違い探しの難易度を、子どもたちに合わせ、もっと楽しんで、かつ解き応えのある問題を選んでいければと思います。
2つ目のパズル(1と1、2と2…と同じ数字同士を交わらないように線で結ぶパズル)はみんなお手のものでしたね。S・N君が、「このパズルは角のマスを通るようにすればできる」とコツをつかんでいたのが印象的でした。鋭い指摘です。
間違い探しは難しかったようですね。その理由の一つは、なんとなく変だと思っても言語化できないことにあるように思います。何度も近いところに着目しているのに間違い箇所を発見できなかったのですから。間違いであると証明するために定規を用いるのも一つの手段でしょう。