福西です。
前々回は、マス目の入った工作用紙を用意して、指定された数と同じ面積の長方形が何通りできるかを調べました。
たとえば「6」の場合は、
横一列
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と、
たて2×よこ3
□□□
□□□
の2通りがあります。これを18、24の場合についても調べてもらいました。
「24になるのって、2×12、3×8、3×6…あと何があったかな?」と首をひねっていた生徒が、「一番簡単なもの」と言われて、「あ、横一列か!」と気づいていました。
かけ算の幾何学的理解と、面積を習う時の布石が狙いです。
最後は、同じ工作用紙で「とことこ馬」(参考はこちら)を作りました。これは3×15の大きさに切り出して作ります。
最初はほとんど斜面をすべるような馬しかできませんでしたが、だんだんと小刻みに歩く馬(Tiちゃんが歩かせるのが上手でした)が出てきました。どうやらつま先(ひづめ?)の形状に秘密があるようです。そこでHi君がえんぴつのような先の足の馬を作って、それが大またによく歩き、他の生徒もこぞってまねをしていました。私が最初に見本に作った馬は、どうも愛情が足りないようで、なかなか動いてくれませんでした(泣)
慣れてきた生徒は、馬だけでなく、象やキリンといったバリエーション(胴に対して足の占める大きさ・長さの比率を変える)にも挑戦していました。