0610 小2かず

浅野です。

そろそろこれまでのパズルには飽きてきたのではないかということもあり,今回は思い切ってイラストロジック(お絵かきロジック)に挑戦してみました。ふりがながないということ以外は,このクラスで配布したものと全く同じ説明を以下に載せておきます。

<ルール>
① 左に書いてある数字はその横の行に入る黒マスの数を、上に書いてある数字はその縦の列に入る黒マスの数を表しています。
② 2つ以上の数字が書かれている場合は、その順番に、書かれている数字の分だけ連続した黒マスが入ります。例えば「2 1」と書かれていたら、2マス連続の黒マスと、1マスだけの黒マスがこの順番で入ります(「2 1」と「1 2」は違います)。また、それぞれの黒マスの間には、1マス以上の白マスが入ります(「2 1」と「3」は違います)。

<解き方>
① 大きい数字に注目して、全部黒マスになるところを黒くぬる。小さい数字でも多くの個数が書かれているところには注目する。全部が黒マスにならなくても、必ず黒マスになるとわかることもある。
例題の場合、一番下の行と、真ん中の行の「5」に注目する。また、真ん中の縦の列の「1 1 1」もぬり方が決まる。
② ぬった黒マスに注目して、黒マスだとわかるところは黒くぬり、絶対に黒マスにならないところには「×」を書き込む。
例題では一番下の行の黒マスに注目して、一番左の列と右の列の「3」や、その他の縦の列の「1」を決める。
③ 新たにぬった黒マスや「×」に注目して、②の作業を繰り返す。

0610小2かずa

ご覧の通り,イラストロジックはルールが複雑で,どうしても説明が長くなります。そのため導入にはためらいもありました。今学期が始まる前に岸本先生と打ち合わせをしたときはやめておこうと話していたくらいです。それでもこれまでの様子からいけるのではないかと判断して挑戦してみました。

説明を始めるとやはり「わからない!」という声が飛び交いました。みんなが口々にいろいろな質問をするので答えきれなかったほどです。それでも例題を解いてみようとこちらから持ちかけると,それを解く過程でルールが少しずつわかってきたようです。20分くらい暗中模索が続いて投げ出しそうな人もいました。しかしその苦しみが,しくみがわかるにつれて喜びに変わっていったのです。

そして最後には下に載せたような問題まで全員解くことができました。本当にこのクラスの生徒たちの力にはすごいものがあります。欲を言うと,論理を駆使して消しゴムを使わずに解けるようになってもらいたいです。もっともこれは欲張りすぎかもしれませんね。

0610小2かずb
参考サイト:お絵かきロジック
http://minicgi.net/logic/