岸本です。
今日は迷路と「たし算クロス」を解いてもらいました。
予想以上に早く解いてくれた子もいたので、急遽浅野先生にドリルを用意してもらいました。
浅野先生、ありがとうございます。
私がてこずると予想していた、条件付の迷路も、ほとんどの子がすんなりとゴールしてくれたのです。
その後は、「たし算クロス」を行いました。
問題としては、枠で囲まれた3×3の9マスに、1~9の数字を一つずつ配置するものです。
一見、以前の「魔方陣」と似ているようですが、今回はタテ、ヨコ、ナナメの列の和は枠外に、記されています。
それを手がかりにするのです。
基本的にはたし算の演習ですが、加えて問題の論理的な解き方を考えてもらえると思います。
易しい問題から難しい問題になるように並べたのですが、それを逆から解きつつ、ミス無く解いてくれる子もいました。
一方、計算は苦手だと言いながら、何度も書き直しつつ、最後まで丁寧にとき終えた子もいました
子どもによって解き方は様々なようです。
もう1人、最後まで粘って、自力で挑戦してくれた子がいました。
その子については、浅野先生が見てくれていたので、浅野先生にその頑張りを紹介してもらえればと思います。
この時点では、まだ半分ほどしか経っていなかったので、浅野先生がドリルを準備してくれました。
一年生の問題でしたが、中には少し難解な問題もあり、皆四苦八苦していました。
それを端的に説明すると、「すごろくで、サイコロを3回振った時、コマがいることが可能な範囲はどこからどこまでか?」という問題です。
私も、頭では理解しながら、どう説明したらよいか悩んでしまいました。
上手く説明できたかは分かりませんが、ほとんどの子は何とかこの問題を理解して解いてくれました。
今回も、子どもたちのものすごい勢いに呑まれ、あっという間に手持ちの問題を使い切ってしまいました。
驚きと共に、次回以降には注意します。
反省ついでに、途中トイレに行かせた時、すこしうるさかったのが気になります。
これからは、クラスの前に行ってもらうよう、念押ししたいと思います。
すでに子どもたちの力も、性格も熟知されていてなお、良い意味で先生方の「予想を裏切る」子どもたち!すごいですね。その勢い余って、大きな声も出てくるのだと理解できますが、狭い建物であり、他の教室もありますので、先生が気をつけておられるように、トイレのことも含めたマナーのご指導も宜しくお願い申し上げます。
新学期を迎えるにあたり、子どもたちに「山の学校のお約束」を送りました。その一つに、玄関で靴を揃える、というのがあります。このことについて、山の学校のN先生がその狙いに共感し、うまく私に補足して下さいました。引用します。四字熟語は長い内容を見事に凝縮する力があるとあらためて感じた次第です。話がそれたようですが、岸本先生が注意を喚起して下さった点について、補足の意味も込めて書かせていただきました。
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ふっと頭に浮かんだのですが、「脚下照顧」という言葉があります。
自分の足元を見よ→靴を揃えよ、という意味で、お寺の玄関に木札をよく見かけます。
それだけでなくて、「かえりみる」という言葉の含みから、
いろいろと深い意味にもつなげることのできる言葉で、
お書きになっていること、ほぼこの一語で表現できるのではないかと思います。
>もう1人、最後まで粘って、自力で挑戦してくれた子がいました。
他の6人が次々とクリアして新しい課題へと移っていく中で、彼だけが時間いっぱいまで挑戦していました。プリントの余白に「マイペース」と書いて自分を奮い立たせながら。様子をうかがうと妙に苦労していたので、もしかしたらナナメの列の和を使っていないのではないかと思い確認してみると、案の定そうでした。なぜそれに気づいたのかというと、実は私も事前に岸本先生からもらって解いていたときに同じ勘違いをしていたのです。ナナメの手がかりを使わなくても場合分けをするなどして余計に頭を使えば8問中1問以外は解けたのです。そして彼もその1問以外はこの難しいルールで解いていたのです!もちろんナナメの手がかりに気づいてからはすらすらと解くことができたのは言うまでもありません。最後には「俺だけ難しいルールで解いてたんや!」とむしろ誇らしげでさえありました。
>一年生の問題でしたが、中には少し難解な問題もあり、皆四苦八苦していました。
厳密には一年生の問題ではありません。そのままではこのクラスのみんなには簡単すぎて面白くないだろうと、既存のドリルに手を加えました。「すごろくで、サイコロを3回振った時、コマがいることが可能な範囲はどこからどこまでか?」という問題はおそらく中学、もしかしたら高校の確率の範囲に該当するかもしれません。それでも岸本先生の助けを借りつつ、しっかりと考えて解いてくれたのは見込み通りです。