岸本です。
先週は文化の日でお休みでしたので、2週間ぶりですね。
他のクラスでは、咳をしている子どもさんもいたようです。
このクラスでは、幸いそうではなかったのですが、昼夜の寒暖の差が厳しいこの季節、体調には気をつけてください。
今日は、迷路と間違い探し、そしてドリルを行いました。
久しぶりの間違い探しは、5つの違いを探すものでしたが、4つ目まではスムーズに見つけ出していました。
最後の間違いはなかなか気づけませんでしたが、私からのヒントを手がかりに、なんとか自力で解くことができました。
迷路と間違い探しを解いてもらっている間に、お家で解いてきてくれたドリルの丸付けを行いました。
かけ算と10000までの数、長さについての問題でしたが、どれもしっかりできていました。
間違っているところも、指摘すると直ぐに訂正してくれました。
これらの基本的な理解は大丈夫なようです。
残りの時間は、ドリルの残りを解きました。
今回は文章題が中心です。
子どもさんは、どうやら文章題が苦手なようで、特に式を立てる時には、「たし算かな?」とか「ひき算?」というように確認してきます。
そういう時は、何を求めるのか、そして数同士の関係はどうなっているのか、問題文をよく読むことが大切です。
私からは、「何を知りたいの?」とか「6個入りの箱がいくつあるの?」と質問して、問題文をもう一度読んで確認してもらうようにしています。
またそれ以外に、もし間違った式を立てたとして、そこから導き出された答えが、問題文と明らかに矛盾しないか、確かめてもらうようにしています。
例えば、「教室に7人入ってきたので、今教室には20人いる。初めに教室にいたのは何人か?」という問題で、たし算の式を立てたとき、そこから導かれる答えは27人です。
しかし、最初に27人いたなら、そこに何人加わろうと、最終的に20人より多くなって、問題文と矛盾します。
それを、自分で気づいてもうようにするのです。
まだ文章題には不慣れなようですが、それでも以前よりは式の立て方を理解しているようでした。
今日の問題では、「『残りはいくつ?』という言葉があれば、式は『ひき算』になる」と私に説明してくれました。
来週も、パズルや間違い探し、そしてドリルやプリントをやっていきたいと思います。
それと、そろそろドリルも終わりに近づいてきました。
秋学期のうちに終わることができればいいな、と考えています。
>どうやら文章題が苦手なようで、特に式を立てる時には、「たし算かな?」とか「ひき算?」というように確認してきます。
悩む気持ちはよくわかります。算数と言いつつ、日本語の勉強であったりします。慣れると機械的に手が動くようになります。でも、それでよいのか?という疑問が残ります。機械的に・・・となる前が一番大事なのでしょう。岸本先生がされているように、まさに「その時点」で、つまり、子どもたちが苦手意識を持ち、「悩む」その時点で、「じっくりと」、「ていねいに」、「時間をたっぷり掛けて」、「考えさせる」!
ここを省いて時間稼ぎをして、促成栽培のように、スラスラ問題が解けるでしょう、と自慢しても何か虚しい。学問に王道なし。という言葉があります。私は、学問にショートカットなし、と言いたいです。