かず1年B

福西です。今日は、2クラス合同で、4人ずつ2チームに分かれて『考える迷路』というものをしました。

第1問 スタート→A、B、C、A、B、C…→ゴール
第2問 スタート→黒→白→黒→白…→ゴール
第3問 スタート→1→0→0→0→1→0→0→0…→ゴール

など、あるルールに従って進む迷路です。これがなかなかどうして、白熱しました。普通に考えると1チームに4人もいれば、1人だけ考えていても、1人だけさぼっていても、白けてしまいます。そこで、どうやったら一緒に考えることができるか、また交代しながら解くにしても、どうやったら飽きさせないで順番を回せるか、そのアドリブを考えるのに、私もけっこう必死で頭を使いました^^

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(じゃんけんで順番を決めているところ)

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「うーん、むずかしいなあ!」

たとえば、行き止まりになったら次の人に交代してまたスタートから始めるというリセット方式か、あるいは黒白→(次の人)→黒白→(次の人)とこまめに順番を渡すリレー方式にするか、という選択があります。最初は前者の、一人が試行錯誤して書いた(うまくいかなかった)線を、次の人が消しゴムで消して始めるということをしていたのですが、だんだんムードは全員で試行錯誤しながら一本の道を書いていくという後者に変わっていきました。

一見、考えが細切れになるよりは、一人で最後まで考えた方がゴールに近そうですが、意外とそれが反対なことが、やってみて分かりました。スパンが短い方が、他の人がやっている間もよく見てくれていて、「どこでうまくいかなかったか」問題点を共有しやすいのです(一人が最後まで考えて交代するとそのことがむしろ希薄になって、同じところで何人もがつまづくということを繰り返すようです)。それなので、リレー式の方が実際はうまくいきました。逆にこのことは、リーダーを作って、そこに意見を集中させられれば、もっと機能的になっていくだろうと思います。(高学年はその展開も期待できます)

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↑↓(普段大人しくてまじめな生徒ほど諦めないので、そのことがメンバーをつなぎとめる「核」を作っていました。また勢いのある生徒はリーダーになって、みんなの順番を整理したり、意見を吸い上げたりして、ゴールまで導いていました)
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自分の番で鉛筆を動かす生徒だけでなく、番を待っている生徒も、鉛筆の行く末に(自分がバトンを渡した以上)興味があるので、自然と「そっちちがうで!」「そうそう、こっち!」とアドバイスをしていました。全員の興味が一つの問題に集中している光景は、私も愉快でした。そして、ようやく1問を解けたときの達成感は相当なもので、万歳がチーム内から湧き起っていました。

最後に、今日やった問題と同じプリントを、各自に「今度は家で一人でもできるかな?」と発破をかけて配りました。今日の「解答」を忘れないうちにぜひ解いて、さらに自信をつけてほしいです。

私も、新しいシリーズが作れたら、またみんなに「挑戦状」を叩きつけたい! と思っています。