こんにちは。上尾です。
この冬学期から、初めて、授業について記事を書くことに致しました。
不慣れなため色々とご期待に添えないこともあるかもしれませんが、
暖かく見守っていただけるとありがたいです。
それでは今週の水曜日の「かず3年B」の様子をお知らせしたいと思います。
さて冬学期を通してのテーマですが、ひとつとして、割り算、掛け算の捉え方にじっくりと馴染んでいくことを考えています。これについては「比」の考え方を中心にやっていくのが一番よいと個人的には思っているのですが、学校の授業の進度などとも関わるので、どのように導入していこうかと思案中です。そこで最初の授業では、クイズ形式の問題を提出し、皆で考えることにしました。
「地球は陸地の部分と海の部分から成り立っています。また、地球は北半分(北半球)と南半分(南半球)に分けることができます。北半球のうち、陸地の面積を2とすると、海の部分の面積は3になります。また、海だけに目を向けてみると、海のうち北半球にある部分の面積を3としたとき、南半球にある部分の面積は4になります。では北半球の陸地の部分を2とした場合、南半球の陸地の部分は何になるでしょう?」
正直これは少し難易度の高めの問題でした。そこで、ひとつずつ図を描きながら、文章を噛み砕いて説明し、一緒に考えていくようにしました。「比」や「分数」をまだまったく習っていない子供もいますので、なかなか簡単ではありませんでしたが、最終的には直観的に問題の内容をイメージできていたように思います。
指導していて気づいたのは、「掛け算」の反対として「割り算」を捉えることがまだ難しそうだということです。確かに「算数」という枠組みに限るなら「掛け算」「割り算」をそれぞれ計算できさえすればよさそうに思えますが、しかし、将来のことも見越すのなら、最初からきちんと、掛け算・割り算をセットでイメージしていくことが大事だと思います。来週は、この点を踏まえた課題を出したいと思います。
>しかし、将来のことも見越すのなら、最初からきちんと、掛け算・割り算をセットでイメージしていくことが大事だと思います。
「将来のことも見越すなら」というフレーズに二重線を引きたいと思いました。