2/24 かず(小2)

岸本です。

いつにもまして、今日は暖かな日だったので、ウォーミングアップもそこそこに、みな難題に熱心に挑んでくれました。

今日は、たし算のブロック計算と、前回のたし算クロス、宝探しの続きを行いました。

最初に行ったのは、前回苦戦したたし算クロスを簡単にしたようなパズルです。
共通するのは、幾つかの数字を組み合わせて、指定された和を作っていくことです。
このパズルは「1~4までを使う」と明言され、「タテ・ヨコの各列には1~4が一つずつ入る」というヒントがあるのが、特徴です。
これについては、取りかかるやいなや、ほとんどの子が容易に解いてくれました。
たし算クロスのウォーミングアップとして出題したのですが、「準備運動にもならない」という余裕の声も聞こえました。

けれども、このパズルで、全て異なる数を足してある数を作り出すには一定のパターンが必要だということに、気づいた子供さんもいました。
実はこれこそが、続くたし算クロスを解くヒントになるのです。
例えば、「3」を作り出すには、(1,2)の組み合わせしかありません。(今回の説明では、数の順番は考慮していません。)
「4」なら(1,3)、「5」なら(1,4)・(2,3)、…「10」なら(1,2,3,4)と言った具合です。
それに気づいた子が出始めると、浅野先生がホワイトボードに、それぞれの数を作り出すためのパターンをほとんど全て書き出してくれました。
それを参考にしてもらうと、苦戦しつつも、皆少しずつ解くことが出来るようになりました。
早い子は2問とも解き終え、その他の子供さんも1問は解ききることができました。

最後の宝探しは、Windowsならおなじみのマインスイーパーと同じルールのパズルで、あるマスの数字は周囲にかくされた宝物の数を表しています。
全体にかくされた宝物の数とつじつまが合うように、宝物がどのマスにかくされているかを探していきます。
一見簡単そうですが、解いてみると、予想以上に矛盾が出てきます。
子供たちも、勢いよく宝物のありかに丸印をつけていったかと思えば、途中で行き詰ってしまうという悪戦苦闘を繰り返していました。
結局、このパズルは誰も解けなかったので、来週はヒントをいくらか出した上で、改めてこの強敵に挑んで欲しいと思います。

子供たちは、こうした取り組みに真剣に取り組んでくれているのですが、特に問題が解けないときには、どうしても「やらされている」という意識をもって、モチベーションが下がってしまうときもあります。
それが上手く解消できるよう、私たちはヒントを出したり、一緒に考えたりしているのですが、その意識が払拭できないこともままあります。
子供たちが、喜んで解いてくれるようになって欲しいと思いつつ、ヒントの出し方や、問題の選別には、より力を入れていこうと思います。