2/6 かず(小3)

岸本です。

今日のクラスは、昨年末の補講です。
雪が降りしきり、誰もいない山の学校の静穏な空気の中、今回は絵が浮き出る迷路に挑戦しました。

以前に、「もう一度、絵の出る迷路がしたいなぁ」と口にしていたこともあって、今回は絵の浮き出る迷路を用意しました。
ただし、これまでの同種の迷路より、格段に難しいものです。

子供さんは案の定、何度も行き止まりに阻まれてしまい、究極的には、どの分岐点で誤ったのか、それすらも分からないくらいに混乱してしまいました。

そこで、今までとは違った新しい方法で解いてみることを、私から提案しました。
それは、行き止まりから分岐点までを塗りつぶすという方法です。
そうすることで、最終的には正しい道のみが白く残り、絵が浮き出てくるのです。
この方法は、行き止まりから始められるので、間違って何度も消す必要はなく、確実に解けるのですが、今回の迷路の場合、塗る部分が極端に増えるという欠点がありました。

説明だけでなく、実際にその方法でチャレンジした子供さん自身もそのことには気づいていたと思います。
それでも、私と協力しながら少しずつ行き止まりの道を塗りつぶしていくと、途中「わかった!象?」とか「サルや!」など絵を見ながら答えを考えてくれました。
しかし、終盤になるまで正解はなかなか分からないものです。

多少時間をオーバーしてしまいましたが、最後にはほとんどの行き止まりを塗りつぶして、「カエル」の姿を浮かび上がらせることに成功しました。
細かな部分はまだ残っていますが、それは宿題ということにしました。
迷路の正しい道筋をたどるのではなく、間違いを消去していくといういつもとは違う方法で解いてみて、子供さんが一つ物事を多面的に捉えるきっかけになったのではないかと思います。

予想以上に時間がかかったので、今回はドリルはできませんでしたが、来週の火曜日にまたドリルにも取り組む予定です。