福西です。
金曜日クラスの1/15の記録です。この日は3人チームの方を見ました。
(小林先生と隔週で5人チーム、3人チームを交互に見ています)
迷路だけで20分以上考え続けていたので、その2枚で十分だと思って3枚目をひっこめようとしたところ、すかさずT君がそれをやりかけました。その後、2枚目をクリアしたK君、Sちゃんも、T君のやっているのを見て、「やらずにはいられない」という気持ちがあったようです。2枚でいいよといって、結局みんな3枚ともクリアしました。
今日は負担が大きいと考えたので、『足し算パズル』は次回にすることにして、「なんばんめ?」というプリントをしました。これでまた20分ぐらい。
さて、残りの時間は、先週の5人のクラスでもした「神経衰弱」を予定していたのですが、ここでT君が「ばばぬきがいい!」と提案。それでどうしようかな…と思ったのですが、せっかくなのでやってみることにしました。するとK君が「生徒vs先生」のチーム戦を挑んできました。
「でも、2チームだったら、最初に配った時点でかなりペアができてしまって減っちゃうけど…」「いいの、いいの!」と、生徒チーム。というわけでスタート。結果は…1枚差で、私の負けでした^^; ううーむ。
まだ時間に少し余裕があったので、ここでまたまたT君が「今度は七ならべがいい!」と言って、他の人もそれに賛同しました。これも本当は個人戦が(4人でするのが)いいと思ったのですが、どうしても「チームがいい!」というので、それを聞き容れました。(ただし、「本当にいいの? 相手が何を持っているかすぐに分かってしまうけど」と念を押しました^^)
今度は、T君&K君 vs Sちゃん&私でしました。ルールは、3パスまでで4パスで破産、ジョーカーは1枚あり、としました。
さて、7が偶然4枚ともSちゃん&私のチームにありました。それで、ダイヤ(お家によってはクローバー)の7がある方が先攻なので、こちらから出していきました。
最初は順調に札を置いていったのですが、途中でSちゃん&私のチームの方からジョーカーを使いました。当然ジョーカーを置いた場所の札は、T君&K君のチームにありました。そこで「このジョーカーもらう? それとも、置いたままにする?」とたずねました。K君は「もらっとこ」と言ったのですが、ここで私が「でもジョーカーを最後まで持って使い道がないと、負けになるけど…」と言い添えました(これが結果的に罠みたいになってしまいました^^;)。案の定、T君は「うーん…いいわ、もらわへん」と。「そうやな、いらん、いらん」とK君も。実は、これが後々運命の分かれ道になるのでした…^^
チームが2つしかないので、持っている札は、相手は持っていなくて、逆に持っていない札は、相手が持っているということは、すぐに考えられます。その情報を利用して、私とSちゃんはひそひそ相談。そして、わざとパスをして相手の動きをとめる作戦に出ました(王道)。そういうとき、ジョーカーがあって1枚でもつながれば、パスの順番が変わるので、逆の立場を相手におしつけられたのですが…T君、K君、実に惜しいことをしました(笑)
T&K「パス1」
S&私「じゃあ、パス1」
T&K「パス2」
S&私「パス2」
T&K「え~! 本当に持ってないの?…じゃあ、パス3」(そして出してくれることを切に期待の眼差し)しかし、勝負は非情なのでした(笑)。
S&私「パス…あ、これ出してあげる」と、89と続きで持っているうちの8を。
T&K「…(顔を紅潮させて)なんで~! なんで!」
…というわけで、Sちゃん&私チームの勝ち! T君はよほどこれが悔しかったと見え(それまで前のことばのクラスのぼうずめくりと、先のばばぬきで勝っていただけに、今回も勝てる!と気負っていたのでしょう)、かばんを背負うまでは平然としていたのですが、いざ帰る時になると…分かります。その気持ちは。
この七ならべが、このあともお家で花咲いたそうです。…というよりは、壮絶なドラマに発展したそうです(笑)。とりわけSちゃんの所から伺った話では、今日勝ったSちゃんは、同じ事をお父さんに試そうとして、お父さんが帰ってくるなりつかまえて「やろう!」と言ったそうです。そして…
今度は逆に自分がお父さんに同じ事をされて、負けたそうです(笑)
その時、Sちゃんはと言うと…いや、ここまでにしておきましょう(^^)
この日も笑いあり涙?ありのドラマチックな展開でした。子どもたちの元気な声がいっぱい聞こえてくるクラスですね。