福西です。2/10の記録です。今学期も来週であと3回です。
以前約束していた『賢くなるパズル3級』の問題を、Sちゃんがこの日持って来てくれたので、それをしました。7マスの足し算パズルです。これは、11月の勉強会(第2回目)で、2時間かかって解けなかった問題です。
長い間懸案だった問題。各列に1~7までの数字を当てはめていきます。同じ列に同じ数字があってはいけません。また太字の数字は、その枠の和or差(3マス以上の時は常に和)を示しています。これがなかなかやっかい!
(「・」の数字を足し算と引き算で作れるパターンを網羅した表です)
「2」
13
24
35
46
57
「7」
16
25
34
115
124
133
223
など。これを問題に出てくる数について、ずらっと書き出していました。
そして、これと照合しながら、「これはありえない」「これしかない」ということを考えました。たとえば、次のような1列があるとします(7マス)。
□
□ ←上の2つのマスで11だとします。
─
□
□
□ ←真ん中の3つのマスで11だとします。
─
□
□ ←下の2つのマスは4だとします。
すると、Sちゃんはまず上の2つのマスに注目し、自分の表の「11」の欄と照合します。
「13」…67
ということは、これしかありません。どちらのマスに6が入り、7が入るかまでは分かりませんが、Sちゃんはここでもエキスパートで、「この列で6と7は使われている」ということが分かる、というように考えていました。これが大きな手がかりとなります。
そして下の2つのマスに注目し、9の表を見ると…。
「4」…13、15、26、37
(2マスの場合、引き算もあります!)
4つも可能性がありますが、しかし先の考えで67は使われていると分かったので、それらを使うパターンはありません。ということは、13か15となります。まだどちらかは分かりませんが、しかしこれで「1が必ず使われる」ことまでは分かりました。これも重要なカギになります。
そして、真ん中のマスに注目すると、3マスで11の場合と照らし合わせて…
11…137、146、155、227、236、245、335、344
と、8通りもありますが、このうち、「たて一列」に使えるのは、数に重複がないもの(137とか)に限られます。したがって、
11…137、146、236、245
の半分に絞られました。そして先の論理で、「6、7、1は使えない」ことが分かっているので、それらを使わないパターンとして、
11=245
だと特定できました。
これで、「1、2、4、5、6、7」まで使ったので、一番下の2マスは、「13か15」の可能性のうち「13」に決定だと分かりました。
結果
□
□ 6と7
─
□
□
□ 2と4と5
─
□
□ 1と3
あとはこの横の列ですでに入っている数字があれば、それと見比べることで、おのずと何が入るかは決定されていきます。
このようにして、Sちゃんは一歩一歩必然を積み上げて、とうとう解くことができたのでした。心から「おめでとう!」と言いたいです(^^)
たくさんの問題を解くことも大切ですが、こうやって1問に徹底的に取り組むと大きな実りがありますね。