0421 小4かずB

浅野です。

今回からは前半にドリル、後半にパズル(ゲーム)という形式で進めたいと思います。

前半のドリルの時間では、自分の手持ちのものをしてもよいですし、こちらで用意したものをしてもよいです。こちらで用意したドリルは一年生の範囲から順番に作られているので最初は一見簡単そうに見えますが、実はいろいろな落とし穴が待ち構えています。落とし穴に引っかかりそうになりつつも、それぞれがお互いに教え合いながら着実に自分の課題を進めていました。

後半には早速「アルゴ」をしました。最初はK君・Y君チームとR君・I君チームで対戦をしました。どうやら自分の手持ちのカードや場でオープンされているカードをもとにして、相手のカードを推測するゲームのようです。一回戦はルールを熟知しているK君・Y君チームが勝ちました。

二回戦はK君・Y君チームとR君・先生(私)チームで対戦をしました。K君とY君はこのゲームにかなりの自信を持っている一方で、R君はまだ初心者だと自分で言っていました。そういうことなら手加減は無用です。本気で挑ませてもらいました。このゲームの序盤は当てずっぽうで相手のカードを推測するしかないのですが、そのときにR君はかなり当ててくれたので、その後は手堅く逃げ切り優勢勝ちになりました。しかしチーム戦のルールを勘違いしていたことが判明しました。

ということで仕切り直して三回戦です。二回戦の間に説明書を熟読していたI君がルールの把握を助けてくれました。なぜかカードが一枚足りなかったのですが、それも推理の一材料になります。もう一度K君・Y君チームとR君・先生チームでの対戦です。

私が最初に並べるのに手間取っていたのでY君から早く並べるようにせかされて、私はつい「ここがややこしいからちょっと待って!」と言ってしまいました。Y君はこの失言を見逃さず、「あそこに6がある」とばらしてしまいました。実際その通りで、6と9とを判別するのに苦労していたのでした。

そういう事情もあってK君・Y君チームが終始優位にゲームを進めます。R君・先生チームの手札がほとんどオープンされてしまったのですが、それだけ手がかりがあると逆に相手の手札も推測しやすくなります。私の手番のときに理詰めで相手の手札がほとんどすべてわかってしまったので、容赦なく全部当ててしまいました。逆転勝利です。

これだけ書くと大人げないと思われそうなので少し言い訳をさせてください。まず第一にアルゴは理詰めで相手の手札を推測することに面白さがあるので、わかっているのにわざとはずすのはよくありません。あの状況では最善を尽くすと解が求まるのに、求まらないと勘違いされたくはなかったのです。そして第二にK君・Y君チームは一回戦でまだルールを完全には把握していなかったR君・I君チームに全く容赦をしていませんでした。もしかしたらこれまでもそうだったのかもしれません。R君は「アルゴで初めて勝った」と喜んでいました。彼はこのときに私の助言を参考にしながらコツをつかんでくれたようです。

K君・Y君にはつらい時間になってしまったかもしれませんが、そのうち再戦をしたいです。今度は正式なルールに則って同じチームの人が対面に座り、仲間に自分の手札を見せるトスもきちんと導入しましょう。腕を磨いておいてください。