小林です。
遅くなってしまいましたが、かず3年AおよびB、ゴールデンウィーク前とゴールデンウィーク明けの報告です。
ゴールデンウィーク前はどちらのクラスも前回に引続きかけ算ビンゴで計算練習を行いましたが、少しルールを複雑にして、10面体サイコロ2つ(1〜10×1〜10)普通のサイコロで足し算か引き算を行えることにしています。例えば10面体が7、9で、6面体が1であれば(7×9)+1=64か(7×9)−1=62かです。
普通に考えると自分のシートにあって他の人のシートにはない数字を選択すれば自分に有利ですが、Aのクラス(この日は小学校の遠足などの関係で4人だけでした)ではT君主導で、お互いのビンゴシートにある数を協力してつぶしていく姿が見られました。「64ある人?」「………」じゃあ「62?」「ある!」 「じゃあ62にします」という具合です。もちろん自分有利にすすめてもOKでY君はその戦略です。T君、Mちゃん、N君の3人の協力体制ができあがり、Y君が孤軍奮闘という具合でしたが、「情けは人のためならず」で、人に親切にしていたT君が一番最初にビンゴしました。Y君も最終的には軍門にくだる形で協力し合ってビンゴしていました。今回は協力姿勢でしたが、みんなで全面対決になっても面白いと想います。
Bの方ではこのビンゴゲームをした後少し時間があったので数独に再挑戦しています。二人とも最初はカンに頼ろうとしていたのですが、そこは「数独はカンではアカンのやで」ということを繰り返し説いて、確実に当てはめられるところから解いてもらうようにしています。数独では忍耐強く推理力を働かせてもらえればと思います。
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ゴールデンウィーク明けはどちらでも川渡りクイズを行いました。
羊飼いとオオカミとヒツジとキャベツが川の前にあって、船が一艘という問題で、公務員試験などでもよく使われるものです。
第一問は
「オオカミとヒツジを連れキャベツを持った羊飼いが川岸にいます。川にはボートがありますが羊飼いの他には動物一頭かレタスしか乗せられません。羊飼いがいなければオオカミはヒツジを襲うし、ヒツジはキャベツを食べてしまう。すべてを無事に対岸に渡すにはどうしたらよいか?」
第二問も有名問題で、ディティールは多少アレンジしています。
「三組の夫婦が新婚旅行中に川の前で出くわしました。みんな川を渡りたいのですがボートは2人乗りでみんなはいっぺんには渡れません。問題なのは三人の夫はまだ新婚なのに浮気性なことです。こちら岸でも、向こう岸でもボートの中でも妻たちは夫が側で守ってくれないと、他の夫たちからちょっかいを出されてしまうかもしれません。智慧をしぼって上手く渡らせてください」
Aクラスでは、2人チームを三つつくっておはじきを利用しながら取り組んでもらいました。羊飼い問題では、Y君がすぐに閃いて、その後続々と解けていきましたが、次にやった三組の夫婦問題は、皆なかなか苦戦していました。ここではチームワークがものをいい、協力し合っていたH君Mちゃんチームが答えをみつけました。他のチームは時間切れになってしまいましたがT君が最後まで黙々と考え続けていたのが印象的です。
Bクラスの方ではT君、Y君で協力したり競争したりを繰り返しながら取り組んでいました。ヒツジの方も夫婦の方も、運んでいった帰りに別のものを連れて帰ることで問題が解けるというポイントに気づくことで問題が解けました。
どちらのクラスにとっても少し難しかったようで、解けないで悶々としたものが残ってしまったかと思いますが、次回以降なんらかの形で再チャレンジしてもらい、リベンジしてもらえればと考えています。