かず1年

 小林です。

 春学期が始まってはや1ヶ月、子どもたちもお山の教室にすっかり馴染んできました。このクラスの二人は最初から貫禄があるというかどっしりと落ち着いたところがありましたが、よりいっそうじっくりと学んでおります。今回はゴールデンウィーク前とゴールデンウィーク明けの報告です。

 ゴールデンウィーク前は迷路/間違い探しの後で一緒にすごろくをつくってみました。色が塗られたマスでは色に応じたおはじきをもらえる、「チューリップ」のマスでは、チューリップにおはじきをあげるなど、ルールを自分たちで設定しながら楽しんでいます。「3マス進む」、「4マス戻る」などする中で足し算引き算感覚も養われることと思います。

 二人とも、簡単な迷路や間違い探しはぐんぐん解けるようになってきたこともあり、ゴールデンウィーク明けは新しく「数独」にも取り組んでもらいました。4×4マス、2×2の正方形が四つある中で1〜4の数字を適宜入れていくわけですが、確実に入れていかないと間違ってしまいます。逆に言うと、絶対にここはOKというマスから入れていけば、着実に解けていきます。二人とも、4×4は早々にできるようになり6×6にも挑戦しました。見事クリアしましたが、次回もう少し練習してやり方を完璧にマスターしてもらおうと考えています。
 数独の他には「神経衰弱」を行いました。前回やったときはS君の圧勝に終わり、はじめて神経衰弱をしたというHちゃんはやや悔しそうでしたが、今回はかなりの接戦で白熱しました(私も含む)。Hちゃんは家で練習してお父さんには勝てるようになるまでに腕を上げてきており、かなりの僅差の勝負となりました(S君10セット、Hちゃん9セット、私8セット)。今回は私の方で新しい戦略——他の人の手助けをしないように、わからないときはすでに引いたカードをめくって待つ——を駆使したので、これも身につけてもらえればと思います。もっとも注意してどこにどのカードを覚えるのが基本であって、戦略に気が散って記憶がおろそかになってしまうと本末転倒です。かくいう私は今回本末転倒で、大人の貫禄をみせられませんでした(笑)。
 お家でもいっぱい遊んで学んでもらえればと思います。