岸本です。
GW前にも休講があったため、半月ぶりのクラスとなりましたが、相変わらず素晴らしい集中力で問題に取り組んでくれました。
今回は、数独やてんびんの問題に加え、新しいパズルにも挑戦してもらいました。
せっかくなので、最初はそれを解いてみることにしました。
そのパズルは、数字の分だけマスを含むブロックをつくりながら、全体を隙間なく区切っていくものです。
(ただし、ルールが指定されていなかったので、もしかしたら別の解釈があるのかもしれません。)
大きなパズルだったので、私も含め、しばらく無言で解いていきました。
しかし、どうやっても隙間が出来てしまうようで、子供さんも何度も消しては書き直していました。
一定の時間が過ぎたところで、私のルールの解釈だと、この問題は解けないことに、私自身気づきました。
そこで、子供さんとなぜこの問題が解けないのかを考え、その説明に納得した上で、この問題を切り上げることにしました。
もし、本当のルールを知っている方がいれば、教えてもらえればと思います。
続いては、早速新しいパズルに挑戦しました。
それは、ヒントを手がかりに、1~9の数字の並びを当てるパズルです。
ヒントとは、隣り合った数字同士の和です。
例えば、3-5-7-9というヒントからは、1-2-3-4-5という答えが導かれます。
この問題は一箇所でも確定できれば、後は連鎖的に答えが出てくるので、最初が肝心です。
そして、最初に注目するのは、和が3や4になる部分です。
というのも、その和になる組み合わせは限られる(1と2、1と3)からです。
最初、頭から並べようとしていた生徒さんですが、早速その解き方に気づき、あっという間にこのパズルを全問解き終わってしまいました。
一応、解き方を確認し、前述の方法も改めて確認して、このパズルを終えました。
次に、いつもの数独を解いてもらいました。
6×6の数独はもう完璧なようで、難易度が高いものも、全く間違えずに解いてくれました。
次回はもう一段高いレヴェルに上がってみようと思います。
最後は、てんびんの問題に挑戦しました。
今までよりもおもりの数が増え、難しくなっているのですが、答え自体はさっと導き出してくれました。
私が解き方を尋ねると、それも丁寧に解説してくれました。
そこで、それを文章にしてもらうことにしたのですが、それにはとても苦労していました。
今までよりも手続きが複雑なので、文にすると長くなり、まとめ辛いようでした。
今回は、ここで時間となってしまいました。
来週は、この解き方を簡単に表す方法を考えると共に、さらに難易度を上げた種々のパズルを解いてもらう予定です。
いつもは「解ける」問題を解く(とかされる)ので、解けない問題に取り組むことも新鮮な経験になったと思います。世の中には解けない問題もあるのだと。ただし、そうポジティブに思えるためには条件が必要です。岸本先生のように、その問題にも真剣に取り組んだ上で「できない」ことを示してもらえることが、重要なポイントになります。どのような問題に対しても、誠実に、かつ、真剣に取り組む姿勢というのを生徒たちは先生の姿から学んだように感じます。答えの導き方は忘れても、そうした姿勢はずっと先まで残ると思います。