ことば2年B 5〜7回目

小林です。

遅くなりましたが、「ことば2年B」5〜7回目の記録です。

最近は、最初に素読からはじめ、最後に紙芝居で締めるというリズムで勉強すすめています。

 素読では知っている漢字などがでてくると嬉しいらしく、「これ書ける!」というふうに声があがります。書けない字も——みななかなか負けず嫌いなところもあり——促すと真似して覚えていきます。読み方も上手くなってきたようです。
 
 素読の後はその日メインの内容です。最近は毎回違った取り組みをしていて、俳句カルタ、あいうえお作文、推理クイズを行っています。
 俳句カルタは過去の名句(芭蕉、蕪村、子規などなど)の句に加えて、子どもたちが作った句も交えたものをつくりました。自分の句が読まれると恥ずかしさもありつつ、嬉しさが上回るようで、誇らしげな顔もみられます。いずれみんなで百人一首などもやってみたいものだと考えています。
 あいうえお作文では、まず私が「やまのがっこう」でつくってみました。「や」さしい子 「ま」っすぐ 「の」びのび 「が」んばる子 「つ」どうよ 「こ」こに 「う」みではなくて山の学校——これはあまり受けは良くなかったようですが(悲)、それぞれ子どもたちの名前でつくってきたものは少し喜んでくれたようです。それにつづけてみんな独自のものをつくってくれました。なかなか文章にするのは難しいものですが、知っている言葉を並べてみるという作業でもなかなか面白く、みんな熱中していました。
 推理クイズは例えば、「直径10センチの梨が入り口5センチの瓶の中に入っている。どうやっていれたのか」というもので、みんながどんどん質問していく中で答えをみつけます。全員が熱中して、お互い答えへ向けて協力することにもなって、いい取り組みになりました。男の子がいつも以上に活躍してくれて頼もしかったです。

 紙芝居で印象的だったのは「ハーメルンの笛吹き」でした。山が割れてそこに子どもたちが消えてしまった、またそこに「不思議だけどほんとうにあったお話」とつけ加えられていたのが衝撃的だったようで、「ほんとうにほんとうなの?」としきりに尋ねられました。ここまで真剣に聞いてくれるとこちらも読みがいがあります。色々読みましたが、こどもたちには「怖いもの聞きたさ」とでもいうべきものがあるように感じます。前回はおばけの話でしたが、少し楽しいおばけの話だったので、次回はもう少し怖い話を用意しようかと考えています。