7/9 かず6年生B

高木です。

Mちゃんは、学校の都合で二週間お休みが続いていたのですが、
その間、私がお母様経由でお伝えしていた通り、
ドリルを、自分で決めた範囲、きちんと進めてきてくれていました。
当たり前だと言えばその通りなのかもしれませんが、
そういう、当たり前のことを当たり前のように取り組む誠実さが、
Mちゃんにはあると思います。

M君は、丸付けをしてお返ししたドリルの間違い直しに取り組んでいました。
図形の面積を求める問題です。
M君にとって図形問題は得意分野のはずなのですが、
今日は少々手こずっているようでした。
と言っても、複雑な図形のどこに補助線を引くかについては、
M君はほとんどわかっています。なので、立てる式も合っています。
ただ、式が合っていても、計算でイージーミスをしてしまうのです。
図形が複雑になればなるほど当然ながら計算量は増えます。
それを積み上げて一つの解に辿り着くわけですが、
今日は、どこか精神的に不安定なようで、途中で投げだすような仕草も見え、
なかなか先に進むことができませんでした。
このところ一問の比重が高い文章題に軸を置いてきたので、
そろそろ、計算問題をサクサクと無心に解いて、
もう一度リズムを取り戻していく必要が出てきているのかもしれません。

Aちゃんは、ドリルの間違い直しの後、
「割合」の単元を進めてくれていました。
小数を百分率や歩合に変換する際にときどき立ち止まっていましたが、
こうして、その都度きちんと確認していくことが大切です。
比較的順調に取り組んでくれていました。

隔週で取り組んでいる後半の折り紙では、
先々週、四面体をつくる際に使ったパーツをそれぞれ倍の数つくって、
八面体にチャレンジしました。
Mちゃんは今日が立体折り紙の初挑戦でしたが、
となりで手本を示しながら一緒に折っていくと、
線と面とを非常に大切にしてくれていました。
AちゃんとM君は先々週に一度同じパーツをつくってはいるものの、
やはり今回の立体折り紙はなかなか手強いようで、
前回と同様、私に確認しながら、丁寧に折ってくれていました。
ただ今回の八面体は、できたパーツを組み上げる手順のところが、
彼らにとってはやや難しすぎたようです。
四面体からのステップアップのつもりだったのですが、時期尚早で、
彼らも完成に至らず残念そうでした。
とはいえ、30分間もひたすら立体幾何学に格闘しつづけたのであり、
空間把握能力の良いトレーニングになったと思います。
今回の様子をふまえて、次回はもう少しレベルを調整したいと思います。