かず1年A

小林です。

かず1年のクラスは、先週から秋学期の授業が始まりました。
今学期は迷路やパズルに加えて足し算引き算なども
ふんだんに取り入れていく予定です。

春夏まで参加していたS君がアメリカに行ってしまったため、
今学期からはHちゃんとマンツーマンになります。
Hちゃんが早めに到着したこともあって初回からたっぷりと勉強できました。

迷路は今まで通りのスタンダードなものに加えて丸三角四角の順に進むというものを導入しています。方向性が入ってくると、取り組み方が少し変わってきます。闇雲に進めようとしても、行き詰まってしまうので、全体を見回したり、道を予測したりといった作業が必要になるからです。初回では、「○がない」と行き詰まっていましたが、「少し戻って見渡してみよう」とアドバイスすると、進路を見つけられました。迷路は○△□○△□と単純な論理で書かれていますが、筋道をみつける力がつくことと思います。

後半は足し算、引き算を行ないました。すでに20まで習っているとのことで、繰り上がりの足し算にも挑戦しています。5+6は、5から6、7、8、9、10、11と指折りながら単に数え上げていく形でもできます。しかし5をひとまとまりにして考えたほうが繰り上がり全般がスムーズになります。6は5と1に分解できるので、まず5+5=10、それから10+1=11というふうに変換できます。今回はこのひとまとめ作業を意識してもらえるよう計算すすめました。

最後に少し時間があまったので、トランプで計算を行ないました。
私が持っているカードを二枚ないし三枚ひいてもらい、カードの合計を足してもらうという計算ゲームです。
1〜10までのカードはダイヤやハートのマークが数字の数だけ書いてあるので、数え上げ計算ができます。Hちゃんはマークに気づいて数え上げ計算をしてくれましたが、ジャックやクイーンなどの絵札だとマークが数通りに書いていないため、これができませんでした。それで、ここでもやはりまとまりを意識した計算が必要になりました。今回はおはじきを補助に使って、10のまとまりをつくってから計算しています(11は10のまとまりと1、12は10のまとまりと2というふうに)。

今後も計算はドリルに加えてこういったゲーム形式も取り入れていきます。次回はHちゃんの希望もあったので引き算もたくさんします。