岸本です。
今日は、前回の論理パズルの続きに取り組み、その後「Tパズル」に挑戦しました。
前回の論理パズルは、次のような問題でした。
8枚の皿があり、上にそれぞれ9・17・24・28・30・31・33・44個の飴玉が乗っています。
これらの皿全部を、上に飴玉が乗ったままABCDの4人で分けました。
この時、皿の上の飴玉を取り出したり、他の皿に移したりはしませんでした。
全て分け終わったとき、ABCDそれぞれの皿の飴玉の数が、次のようになりました。
・Aが取った皿は1枚だけである。
・BとCは持っている飴玉の合計が同じである。
・Bの持っている飴玉の合計はDの2倍である。
さて、Aが持っている飴玉の個数は全部でいくつでしょう?
そこで、今回はもう一度その解き方について考え、最終的に文章の形にしました。
それを少し数学的に表すと次のようになります。
A=x D=dとする。B=C=2dより、B+C+D=5d。
A+B+C+D=216より、x+5d=216。
よって、5d=216-x。
すなわち、216-Aは5の倍数となる。
この条件に当てはまるのは、
x=31のみであるから、Aが持っている飴玉は31個
さらに、発展として、B、C、Dの持っている飴玉の個数と、皿の組み合わせも考えてもらいました。
x=31がわかっているので、あとは「てんびん」の要領でdを求めればよいだけですね。
今回は、しっかりとこの発展問題も解くことが出来ました。
この問題と回答は、「倍数」と「てんびん」といった、これまで学んだことを応用しています。
学んだことを生かして、一つの問題を解くという面白さを感じ取ってもらえればと思います。
残りの時間は、「Tパズル」に挑戦しました。
「Tパズル」とは、図形パズルの一種で、4つのピースを使って、いろいろな形を作るパズルです。
(「Tパズル」で検索すると、かなり出てきますよ。)
今回は初めてということで、基本となる「T」の形に挑戦してもらいました。
一つ歪な形のピースがあり、それをどう扱うかで、子供さんは悩んでいました。
最初はそれを埋め合わせて直線にする方法を考えていましたが、上手くいかなかったようです。
そこでヒントとして、「その歪な形の部分を生かす」ようにアドヴァイスしました。
しばらく悩み、別の形になってしまったりもしながら、時間内に「T」を完成してくれました。
次回、他の形にも挑戦したいと思います。
秋学期は、次回11/27(土)の補講で最後です。
「Tパズル」の他、これまでの復習をしていく予定です。