春学期最終回〜秋学期初回のB(木曜)クラスの模様。
Bクラスでは、自分たちが森のなかで拾ってきた材料を中心に、思い思いの工作を楽しんでいます。
写真は、輪切りにした木の枝を、盤の足にしようと釘打ちしているところ。
板だけはこちらで用意しました。釘打ちも、慣れないうちは難しいようで、苦戦しているようでした。
ようやく打ち付けた足でしたが、盤面に釘頭が出るし、グラグラするということで、次のクラスで釘を全部抜き、ホットボンドで圧着することにしました。
M君も、将棋盤を手伝いつつ、自分の大好きな「サンダーバード」の乗り物を、木でつくろうとしています。
二本の別々の枝を1つに繋いでいます。簡単に見えますが、両方にドリルで穴を開け、細い枝を挿して「ホゾ」の要領で繋いでいます。それも、彼自身が考えた方法です。時間と手間をかけています。
Ta君は、独創的な造形を楽しんでいました。ホットボンドで繋ぐにも、部材の重さやバランスを考えなければうまくいかないことを、試行錯誤で掴んだようです。
春学期最後には、「てっぽう」を完成させ、嬉しそうに持ち帰っていました。
女の子チームはと言いますと、「鉛筆やさん」と称して、色々な小枝の先を削って、墨汁をつけて試し書きを繰り返したり。木の粉を振りかけると、インクを載せたところだけ粉がくっついて素敵な絵が出来ました。
Sちゃん、のこぎりづかいもお手のもの。
そして、協力しながら、スケールの大きい作品に取り組んでいます。
大きめの丸太を胴体に使い「鹿」をつくるのです。
首〜顔は、先がY字に枝分かれした、やや反った丸太がぴったりです。
皮を削ると、すべすべふわふわした質感になることを発見し、夢中で削っていました。
一旦作業のコツを掴むと、没頭するMちゃん。秋学期のはじめには、ミニカスタネット(昨年度せっせと木片を削りだしたもの)に紐をつけ、カスタネットの一号を完成させました。また、Rちゃんは、「鹿」の目や鼻、角をホットボンドなどで接着し、随分形が見えてきました。
これから、首と胴体を繋げたり、足をつけて立たせたり、難所が待ち構えています。果たしてどうなるでしょうか。
答えを一緒に導き出しながら、決して慌てずに、没頭する時間を皆さんと過ごして行きたいと思います。
過ごしやすい気候なので、屋外活動も満喫するつもりです。(梁川)