岸本です。
遅くなりましたが、先週のクラスの報告です。
今年度最後のクラスでは、分数のかけ算とわり算を学びました。
そして最後には、ちょっとした工作も行いました。
最初はプリントでやり方を説明し、例題を解いてもらいました。
かけ算は分母と分子それぞれをかけ合わせます。
最終的な答えは約分しますが、途中で約分してしまうほうが楽だというちょっとしたアドヴァイスも行いました。
わり算に関しては、まず逆数について説明し、いくつか問題を解いてもらってから、実際の計算の解説に入りました。
その際、わる数を逆数にしてかける理由についても一緒に考えてみました。
一つの答えとして、わられる数とわる数の双方に、わる数の逆数をかけるというものに落ち着きました。
例えば、(2/5)÷(3/4)={(2/5)×(4/3)}÷{(3/4)×(4/3)}={(2/5)×(4/3)}÷1=(2/5)×(4/3)となります。
この変形は、少々難しかったかもしれませんが、子供さんは自分なりに理解できたようです。
実際、練習問題はかけ算、わり算ともに完璧にできていました。
残りの時間、息抜きもかねた工作で取り組んだのは「立体」です。
学校では、いくつか立体を習ったようですが、今回は三角柱を作ることにしました。
サイズは、「底面は3cm、4cm、5cmの直角三角形で、高さは10cm」と指定しました。
まずは展開図を書くことから始めます。
ここが立体作成の肝です。
そのほかの立体の展開図と一緒に考えながら、方眼紙に指定した三角柱の展開図を書いてもらいました。
あとは、それを切り抜いて厚紙に転写し、その厚紙を折るだけです。
ぎりぎりまでかかりましたが、きれいな三角柱を完成させることができました。
一年間、いろいろなパズルや問題に取り組んできましたが、あきらめずに解いてきたその姿勢は立派なものでした。
6年生になっても、その気持ちを忘れずに算数を、そして「かず」を楽しんでください。