5/11 かず6年

岸本です。

見た目は簡単そうでも、実際はそうではないということは多々あります。
今日は、そんな問題に挑戦してもらいました。

それは次の問題です。

猫がねずみを捕まえる時間を調べる実験を行いました。
すると、37匹の猫が37匹のねずみを捕まえるのには37分かかりました。
では、111匹のねずみを111分で捕まえるには、何匹の猫が必要でしょうか。

よく見かけるタイプの問題ですが、生徒さんは初めてのようでした。
「37匹の猫」、「37匹のねずみ」、「37分」という結果から、「111分」で「111匹のねずみ」なら、「111匹の猫」と答えてしまいそうです。
実際にそう答えた生徒さんもいました。
しかし、本当にそうでしょうか。

よく考えてみると、最初の実験では猫1匹あたり、1匹のねずみを捕まえたことになります。
とすれば、1匹の猫が1匹のねずみを捕まえるのにかかる時間が「37分」ということになるのです。
このヒントを出すと、ある生徒さんは「なるほど」といった顔をして、しばらく考えた後、見事に答えを導き出せました。
もう一人の生徒さんは、まだわからないようでしたが、「1匹の猫が、111分で捕まえられるねずみの数」を計算してもらい、そこから答えを導くように考えてもらうと、解くことが出来ました。
ちょうど今取り組んでいるわり算を使って、答えにたどりつけたのはよかったと思います。

このような文章題は、過度の情報にだまされて直感的に答えを書いてしまいがちですが、きちんと数の関係を整理する必要があります。
どの文章題にも通ずることですので、ぜひ意識するようにしてください。

後半は、各自の課題に取り組みました。
あまり時間はありませんでしたが、それぞれ少しずつでも進んでいました。

来週は、趣向を変えた数字を使ったパズルや、新しい課題に挑戦しようと考えています。