今回は単語テストから始めます。
語彙力の重要性を生徒さんもだんだんと理解してくれたようで、単語の学習にも一層力を注いでいる様が見てとれました。
この調子で学校の単語テストを1回1回大事にしていってほしいところです。
さて、その後は高校で習った新しい文法事項の説明と演習を行いました。
その事項とは、現在完了をはじめとするhaveを使った様々な時制です。過去完了(大過去)、過去完了進行形、未来完了、未来完了進行形などです。
まずは現在完了の使い方を確認しました。
have+過去分詞の機能としては大きく分けて3つ、①完了②経験③継続 があります。
これは教科書でよくされる説明ですが、英語話者の意識の中ではこんな区分などされずに、①~③ひっくるめてhave+過去完了で表します。
ということはこの3つの用法に共通点があるはずなのですが、それは何かというと、
「現在(いまここ)を基準にして話している」という点です。
何かをすでにやり終えたり、すでに経験したり、すでに始めたがやり続けているといったことはすべて、現在の視点にいるからこそ言えることです。
これが分かってしまえば過去完了も未来完了も簡単です。
つまり「現在(いまここ)」の軸を過去や未来のある時点にもっていきさえすればいいからです。
ということは、過去完了や未来完了を使うときは、必ず基準・軸となる言葉が必要になることも分かってきます。
例えば、「私が3歳だった時」「3年後」といったキーワードがなければいけないわけですね。