中学数学(0528,0604)(その1)

福西です。2週間分の記録です。

5/28は、Y君は先週に引き続き「てんびん算」のパズルと、あとは正負の計算をしました。

Rちゃんは、2けたの数を10a+bと表すような整数問題や、文章題の文字式への翻訳、時速の表し方などの復習をしました。

残った時間で『Quoridor』という対戦パズルをしました。

6/4は、Rちゃんは、学校の内容が連立方程式に入っており、それを見ました。

 \{\begin{array}{rcl} 2x-7y&=&-22 \\ 3x+8y&=&41 \end{array}

 

この場合、xを消去するか、yを消去するかの選択肢があります。

どちらでもできるのですが、おススメは、変数にかかっている係数の最小公倍数が小さい方を消すことです。

上の例だと、xの係数は2と3なので、6。

一方、yの係数は、7と8なので、56です。

もし、最小公倍数の大きいyの方を選んで、yを消すことを考えると、

 \{\begin{array}{rcl} 16x-56y&=&-176 \\ 21x+56y&=&287 \end{array}

 \begin{array}{rcl} 37x&=&111 \\ x&=&3 \end{array}

という計算をすることになります。

最小公倍数が大きいということは、それだけかけ合わせた後の数も大きくなるということです。(41×7=287が特にそうです)

となると、計算時間もかかりますし、ミスもしやすくなります。(287-176=111のあたり)

一方、最小公倍数の小さいxの方を選んで、xを消したとすると、

 \{\begin{array}{rcl} 6x-21y&=&-66 \\ 6x+16y&=&82 \end{array}

  \begin{array}{rcl}  -37y&=&-148 \\  y&=&4 \end{array}

という計算をすることになります。出てくる数が小さい分、こちらの方が楽です。そのようなコツを伝えました。