ことば1~2年A(0603)(その1)

福西です。

ほととぎす なきつるかたを ながむれば

ただありあけの 月ぞのこれる

今日はこの和歌を覚えてもらいました。大徳寺実定という人の歌です。(人名の方は今は覚えなくていいです。かく言う私も知りませんでした。)

一番最初に、「目には青葉 山ほととぎす 初がつお 素堂」を覚えましたが、ここでも「ほととぎす」がまた出てきました。ほととぎすは、夏の季語なんですね。

百人一首には、夏の歌が実は4首しかないので、この先、季節感をもって紹介していくとしたら、ちょっと苦しいのですが(笑)、とりあえずまだ大丈夫そうなので、この歌を持ってきました。

「とと」ぎす

「な」きつるかたを 「な」がむれば

「ただ」

「あ」「あ」けの

と、音の繰り返しが目立ちます。それが耳に残りやすいと思います。

ちなみに一字決まりの歌で、「ほ」と言った瞬間にこの札が取れます。得意になりやすい歌なので、ぜひ友達になってあげてください。