山下です。
例のごとく、最初は漢字検定の問題。喜々として問題に取り組む姿はビデオで撮影したくらい私にとっては愛しい映像です。
続いて、ばばばーちゃんの絵本を読みました。
話の展開がゆっくりとしていて、あらすじを語ろうとすると大人でも案外難しいと思いますが、私は無謀にも漢字のプリントの裏面を使って、そこにあらすじをかきなさい、と指示を出しました。
「ぜんぜん何をかいていいのかおもいつかなーい」とMちゃん。「思い浮かぶ言葉があったら、その言葉を書き出すだけでもいいよ。」とわたし。
隣で「できたーっ」とTちゃん。元気な字で紙いっぱいにかいています。「読んでいい?」と積極的です。と、読み始めてすぐ自分の文章の流れが悪いことに気づき、「あっまだできてないわ。もうちょっと書いてみる。」と。
たしかに、あらすじとよぶには直接話法が多用されていました。
さて、黙々と書いていたUちゃん。できたらしく、読んでもらって私はびっくり仰天しました。まるで大人の書いたお手本のように、すらすらとよどみなく、過不足なく、あのつかみどころのないお話の要点があますところなく書き記され、しかも長すぎず、見事にまとめられていたのです。
これには思わず「上手やなー」と拍手したくなりました。他の子どもたちも、じっと黙って耳を澄ましていました。
来週も、物語とその要約を取り入れたいと思っています。