中学数学(0423)

福西です。

この日は、Y君も体調復帰し、Rちゃんと二人そろって授業を進めることができました。

Y君には、春期講習では計算がメインだったので、文章題の練習をしてもらいました。線分図に翻訳することができるかどうかを見せてもらったのですが、Y君は問題なくできていたのでよかったです。残りの時間では、まだ学校では習っていない範囲ですが、小手調べに、マイナスについての計算をしてもらいました。マイナスのマイナスがプラスになることは、最初の関門として定番ですが、授業ではお金のやり取りやダメージを受けたりはね返したりという例で説明しました。

Rちゃんには先週の続きで一次方程式のプリントをしてもらいました。そこでRちゃんがしていた方法が実用的でいいと思ったので紹介します。たとえば、

 \begin{array}{rcl} \frac{x}{6}+\frac{3x}{4} &=&  \frac{3}{2} \\ \end{array}

 

という場合、分母を12にして払いたいのですが、そこでRちゃんは、
分数の上に小さく12と書いてから、それぞれ12÷分母をして、

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と計算していました。12=分子×□から復元するより、紛れがないところがメリットだと思いました。

こうしたことは、1つだけを見たらすごく小さなことかもしれませんが、自分の小手技を持っているということは、とても大事なことだと思います。最初は1つでも、次にまた1つと増えていき(それは減ることはないので)、いつの間にか5個になり、10個になりしていくものです。そしてその頃には、だいぶ数学に自信が持てるようになっているでしょう。

私自身も、小学校の頃に、1/2-1/3のような、分母が1違いで分子がともに1の引き算の場合、必ず分子は1になるということを経験的に見つけ、それを小手技にしていたのを覚えています。思えばそれが算数を得意になるきっかけだったようにも思います。それなので、こうした小さな成功体験を大事に積み重ねていってほしいと思います。

残りの時間は、詰めalgoを1題解いた後、3人対戦のalgoを2回しました。Y君が1勝、Rちゃんも1勝。私だけ0勝でした…(–;)